「大阪水曜ほっと集談会」公式ブログ

3月19日(水)14時~・3月18日(火)20時~(ZOOM)にてリモート集談会を開催します

自分の居場所と犠牲心の発動!

2024年04月23日 17時02分01秒 | コラム 



大阪水曜ほっと集談会一世です。

先日ブログをお休みしたので、今日もう一回投稿します。

失敗しても、サボっても良いのです。

どこかで調整すれば、よいのです。

森田博士の言葉の中で、好きな言葉はたくさんあります。

その一つは犠牲心の発動という言葉です。

これは、誤解されることが多いのですが、森田博士は例えば努力即幸福にしてもそうですが、努力しなさいとか、人に奉仕をしなさいとかそういうことを、いわれているわけではないのです。

一言で言いますと神経質症状からの回復の過程に起こる心のありようを表現されているわけです。

治るプロセスの中で、犠牲心が生まれたり純なる心が芽生えたり、幸福感に包まれたり、そういうことがあるよと説かれているのではないかと思うのです。

それを何か教条主義的に広めてしまう、一部の人たちに警鐘を鳴らしたいと思います。

さて今日はそのようなテーマではなく、自分の居場所は自分で創るということをお話したいと思います。

私は子供の頃から、両親に貧乏人のボンボン育ちとよく言われました。

つまり人への配慮や感謝が足らないということです。

これは私だけではないと思うのですが小さい頃から成績が良かったりして、周りがいろいろお膳立てをしてくれて当然、居場所が努力せずに得られるという錯覚が少しありましたね。

逆に自助グループでは、親御さんが立派すぎて抑圧されたり、萎縮された方もありますが、、、

自分の居場所が努力しなくても手に入ってしまう、または努力しても常に否定されてきた、両極端ですよね。

家族だけが対象のうちはいいのですが、学校や社会人になるとそういうわけにはいきません。

いわゆる、空気が読めない人になってしまうのです

世間での暗黙のルールがわからないと対人関係がうまくいかなくなったり、自分で自分を追い込んでしまったり、常に人との関係が不安になり挙句の果てには広場恐怖症になったりする人もいます。

これも元を正せば人間関係の小さなルールを理解してないことからくることが多いと思うのです。

森田博士はそのような私たち神経質者に対して神経質を活かした人間関係の見えないルールを丁寧に教えてくださっていると思うのです。

私は過去に不器用ながらでも趣味のサークルや、奉仕団体など、その集まりに長く参加してみることで認知されその会での大切な役割が与えられた経験があります。

しかしながら、未だに配偶者への微妙な空気が読めずトホホな一世です。



※今日の森田博士の言葉

神経質が、種々の症状に悩むのは、その限りなき欲望に対する過渡期であり、終には悟りに達すべき迷妄の時期である 。



2024/04/23 一世

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森田の力、アニメの力!

2024年04月23日 06時10分33秒 | コラム 


大阪水曜ほっと集談会一世です。

先日アニソン総選挙というのがテレビで放映されていました。

最近はあまりテレビを見ませんがとても面白かったです。

日本のアニメが、これほど世界に影響を与えているのかとうれしくなりました。

以前大阪市内の地下鉄で中国から観光で来られた若者に話しかけられたことがありました。

片言の英語でなぜ日本に来たのですかと、聞いてみたところ、やはりアニメの影響だという答えでした。

思いつくままに日本のアニメのタイトルを告げると、彼はとてもうれしそうな顔をしました。

私たちの自助グループの機関紙である発見誌に、最近hitominさんがパニックな私の森田な日々を掲載されています。

毎回楽しく読ませていただいております。

若い会員の方が新しい発想で発見会アプリを開発されたりアニメで森田療法を語るなど、とても頼もしい限りです。

今私にとって世界に誇る日本の代表的なものは、独断と偏見ですが、アニメと森田療法だと思います。

森田療法マニアの私です、対象は違いますがアニメオタクの人の気持ちが少しはわかるつもりです。

私が子供の頃ポパイやトムとジェリーなどよく見ていたのと同じような感覚で世界の若者たちが日本の進撃の巨人やドラゴンボールやワンピースなどを見るのですね。

国境や世代を超えて素晴らしいものは素晴らしいと思えることがとても嬉しいのです。

森田博士も、エスペラント語を使ってでも世界に森田療法を広めたいと思われていたそうですが時代が少し早すぎた感があります。

その思いは確かに引き継がれ、アジアはもちろんヨーロッパ、アメリカの一部の人たちには、森田療法は知られています。

半面、日本国内でも、ほとんど知られていないという現実があり、忸怩たる思いです。

どうすればこれを打開できるのでしょうか?

日々私はそのことを考えています。




2024/04/23 一世

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