見頃を少し過ぎていましたが、風車のような花弁の花、撮っているときは??状態でしたが、園内の植物の紹介コーナーで「トモエソウ(巴草)」だということがわかりました。
山地の日当たりのよい草地に生える多年草で、オトギリソウ科オトギリソウ属です。
直径5cmの花は、5弁で捩れていることから巴草(ともえそう)の名がついているそうです。
花が終わった姿は風車に似ていると思うのですが…
やはり見頃を少し過ぎていましたが、トモエソウと同じ古民家の敷地の中で咲いていました。
和名の由来は悲しい伝説からなのですが、初夏の日差しの中で咲いている姿からは、想像ができません。
鎌倉では、東慶寺や光則寺で見ることができます。
エニシダを小さくしたような黄色の花は「ミヤコグサ(都草)」です。
道ばたや草地、海岸などに生える多年草で、茎は地をはって広がります。
花の形からわかるようにマメ科でミヤコグサ属です。
名の由来は、京都に多く生えていたことから。また、別名の「エボシグサ(烏帽子草)」は、花の形が烏帽子に似ていることからだそうです。
花の大きさは1cm程度と小さく、地に這っているため、うっかり見過ごしてしまいそうです。
花穂を矢を入れるうつぼに見立てた名です。また、夏、花が枯れて黒っぽくなっても、そのまま立っていることから「夏枯草」とも呼ばれるそうです。
唇形のガクは、花が終わると口を閉じて果実を包むのがウツボグサの特徴だそうです。シソ科の大部分は花が終わったあともガクは開いたままです。
初夏を感じさせてくれる白い穂咲きの花「オカトラノオ(岡虎の尾)」が園内の道ばたに咲き始めていました。
サクラソウ科オカトラノオ属の多年草です。
花序を虎の尾に見立てた名だそうですが、虎の尾には蝶々はとまりませんよね。
( 2012年6月30日撮影 )