日影沢の林道から高尾山にかけてたくさん見ることができた「オオバジャノヒゲ(大葉蛇の髭)」です。
ユリ科ジャノヒゲ属で、山野の林内に群生する多年草です。
庭の下草などに植えられるジャノヒゲ(別名:リュウノヒゲ)より葉の幅が広くて、少し厚みがあることからついた名。花茎も少し太めで、全体的にリュウノヒゲとヤブランの中間の大きさでしょうか。
花色は一般的には淡紫色なのだそうです。高尾山から一号路を入ったあたりから淡紫色のものが多くみられました。
日影沢林道からいろはの森では、花が白く、花茎が淡緑色のがほとんどでした。
俯き加減の花と、すくっと立った花姿は、清々しく感じました。
小さな黄色のキク科のような花はたぶん「サワギク(沢菊)」かと…
植物手帳の写真の花に比べると、少し花弁が疎らなのですが、林道の陽のあまり当たらないようなところに生えているからかもしれません。
名のとおり、沢沿いに咲くキク科キオン属の多年草です。
花後の綿毛の様子から「ボロギク(襤褸菊)」の別名がありますが、ちょっとかわいそうかな。。
( 2012年7月8日撮影 )
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