花の大きさ5~6mmと極小の「ハエドクソウ(蠅毒草)」です。
別名「ハエトリソウ」で、根を煮詰めた汁を使ってハエ取紙を作ったことからついた名です。
ハエ取紙…と聞いて「あぁ、あれね」と思い浮かべることができる方は、それなりのご年齢ではないかと。。
昔、魚屋や八百屋などの店の天井からぶら下げられたアメ色のハエ取紙、今は見ることがほとんどできなくなりましたが、何となく懐かしいです。
ハエドクソウ科ハエドクソウ属の1属1種だけの科だそうです。
花は穂状につき白色ですが、しばしば淡紅色を帯びます。また、蕾は上向き、開花すると横向き、果実になると下を向きます。
とにかく小さな花ですので、やはりブレとの戦いでした。
高尾山から一号路を下って高尾山口に向かう途中に生えていたミズタマソウに似た花。
ミズタマソウと同じアカバナ科ミズタマソウ属で、山野の林下に生える多年草の「タニタデ」です。
花弁、ガク片ともに2個で、ガクは紅紫色を帯びています。また花弁と雄しべは共に白、雌しべは淡いピンク色に見えて、とっても可愛い姿です。とは言っても、その姿を確認できたのはパソコン画面で拡大をして気付いたんですが)
果実は直径2~3mmで、かぎ状の毛が生えて日を受けるときらきらと輝いているように見えました。
( 2012年7月8日撮影 )
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