今日は、光則寺の境内で咲いていた青系の花をご紹介します。
1週間前に撮影をしたものですが、もう少しお付き合いください。
セリバヒエンソウ(芹葉飛燕草) キンポゲ科の一年草
中国原産で明治時代に渡来した帰化植物です。
鎌倉で初めてこの花を見たのは、7~8年前、長谷の交差点から江ノ電・長谷駅方面に少し戻った所
にある収玄寺(しゅうげんじ)でした。
その後、収玄寺では整理をしてしまったのかほとんど見られなくなってしまいましたが、光則寺では
山門前から境内にかけ青紫色の花がたくさん咲いています。
和名の由来は、細かな切れ込みが入った葉が芹に似ていること、また、花の形がツバメの飛ぶ様子に
似ていることによるそうです。
花の色の淡い紫色から青紫への微妙なグラデーションは、見ていて飽きません。
ぜひ一度、じっくり花を眺めてみてください♪
チョウジソウ(丁字草) キョウチクトウ科チョウジソウ属
薄青紫色の切れ込みの深い星型の花が特徴的です。
図鑑では湿った草地に生える多年草とありますが、光則寺や東慶寺では、比較的日当たりのよい場所
で毎年花を咲かせています。
ハンショウヅル(半鐘蔓) キンポウゲ科センニンソウ属
紅紫色の鐘に似た花を下向きに付け、風に揺れる様子がとても可愛く、この季節の楽しみです。
花の中心を覗いて撮りたいのですが、なかなか撮らせてくれない悩ましい花です。
トウバナ(塔花) シソ科トウバナ属
花穂に白色で淡紫色を帯びた5~6ミリの唇形花を付けます。
山地や田のあぜなどの、やや湿ったところに生えるそうですが、鎌倉では気づくと足元に咲いています。
ミヤコワスレ(都忘れ) 孔雀舎から墓地方面へ
( 撮影日:2015年5月4日 )