Dr. 鼻メガネの 「健康で行こう!」

ダンディー爺さんを目指して 日々を生き抜く
ダンジーブログ

スタンダード

2007-05-07 | 医療・病気・いのち
global standard (世界標準)
なる言葉をよく聞くようになってきた

戦後の学校教育のお陰か
私たちは 標準(的)という言葉に少し弱い

そこから大きくはずれることには ストレスを感じる

しかし 歴史 宗教観 文化 人種その他
が大きく異なる国々すべてをひっくるめて
標準的なるものを作ったとしても
その標準から大きくはずれるところもあるはずである

しかし日本では世界標準なる言葉を
金科玉条のごとく振りまく人たちがいる
標準が最も良いと信じているがごとくにである

医師の中でも
例えば抗がん剤治療を行う医師などの中には
これが世界標準の治療だ と大見得を切り
その標準に則って薬を使用することに固執するものもいる

大切なのは 標準を当てはめることではなく
標準を認識しつつも
目の前の個人にどのように適応していくのが良いのかを
考慮していくことであろう