Dr. 鼻メガネの 「健康で行こう!」

ダンディー爺さんを目指して 日々を生き抜く
ダンジーブログ

養生

2012-10-06 | 想い・雑感
体の調子がすこぶる良いと
ほとんど体の存在を気にせず行動できる

どこかに少しでも痛みなどがあれば
そこが気になり
動き全体に影響が出る

休んだり 治療をしたりすることによって
体調を整えることが必要だ

できれば普段から体に目を向け
養生することが望ましい
 
心の方も
問題のないときは
伸びやかで 心地よいが
どこかにわだかまり 引っかかり 心配
などがあればスッキリとはいかない

気になることに目を向け
手当をすることが必要だ
どうにもならないことならば
どうにもならないと諦める 見定めることも必要

でもできれば心の方にも普段から目を向け
自分なりにほぐし やわらかくしておくことが望ましい
これも養生

死亡確認

2012-10-06 | 想い・雑感
苦しげな息遣いをしていた末期患者さんの
呼吸回数が落ちてくる頃
消えゆく命を受け入れられず
まだまだこの世に引き止めたい
という気持ちが前面にでてくる場合がある

「頑張って」
「ちゃんと息をして」
「死なないで」
   …

さらに呼吸回数は減り
ほとんど息をしていないかの如き時間の方が
長くなってくる

ほとんど息をしていない状態や
もう止まってしまったと思える状態になるころになると

「よくがんばったね」
「ありがとう」
   …

と感謝をし 送ってあげようという心持ちになる
だれかひとりが ありがとう と口に出した瞬間
その場の雰囲気が大きく変わる

最後の場面ではこのような状況が比較的多いと思うが
呼吸や心臓の鼓動が止まってからもさらに少しの間
引き止めたいという気持ちが遺族につよい場合がある

そのような場合は死亡確認を少し待つ
旅立つひとの死は確定していても
残された者にとってはまだ確定していない

ただそんな場合でも
まったく呼吸をせず 心電図も波打たない状況をみれば
死を迎えた現実を受け入れるしかなくなる

私の場合 そこまで死亡確認を待つ
待ったところでせいぜい数分である
死亡診断書に記載する死亡確認時間が数分遅くなっても
全く問題ないだろうと思うから
残されるものが少しでも納得するまで待つ