Dr. 鼻メガネの 「健康で行こう!」

ダンディー爺さんを目指して 日々を生き抜く
ダンジーブログ

楽しいお酒

2012-10-23 | 想い・雑感
胃全摘後も
普通に食べ
当たり前のように飲んでいるTさん
ビールを良く飲むことで
奥さんからいつも注意されている

先日息子さんが帰省された折
二人でしこたま飲んだらしいのだが
その後外来に来られたとき
最近の2年間でrGTPが最も低かった
人の体の不思議…

データが良かったことが
とてもうれしかったらしく
プリントアウトして差し上げたグラフを見ながら
グラスを傾けたりもしておられるらしい

おいしく 楽しいお酒だと
体にいいのかも知れませんね
…そんなことないでしょうが そう信じたい…

なお
お正月を挟んで
rGTPを検査してみよう
というお話になりました

もう少し

2012-10-23 | 想い・雑感
術後4年が経過したGさん
特に再発を認めることもなく
80歳を迎えた
とてもそんな年齢とは思えないお元気さで
70歳といわれてもまったくわからない

「初めて癌といわれたときには
あと2年くらい生かしてほしいなと思いましたが
いざ生きてみると
もう少し と欲が出てきますよ」

そうそう
お迎えが来るまでは
今の調子で
元気にお過ごしくださいね
たぶん再発はしないと思いますよ

延命

2012-10-23 | 医療・病気・いのち
上腹部の巨大腫瘍(直径14cm)の摘出術を行ったSさん
病理結果はGIST(消化管間質腫瘍)
小さいうちは取れば直ることの多い腫瘍だが
大きくなっていたり
腫瘍細胞の細胞分裂の勢いがあったりすると
悪性の経過を取ることも少なくない

悪性というのは
浸潤 再発 転移 などを起こすという意味

巨大腫瘍だったSさんの場合
再発は必至だと思われ
実際2年後に再発してきた

再発の診断後グリベックというお薬を開始し
腹膜に多数出現していた再発巣は
きれいに消えた

ただしグリベックというお薬は
基本的に増殖を抑えておくというお薬で
止めればまた腫瘤が出現してくると思われる
また有効なのは1~2年程度だといわれている

Sさんの場合
服用開始して4年が経過した
こまめに再発の有無をチェックしているが
平均を超えて効果を保ち続け
今のところおとなしくしてくれているようだ

そのSさん
近々お孫さんの顔を見ることが出来るらしい
服薬は延命という意味合いしかないとはいえ
お孫さんの顔を見ることが出来るか否かというのは
個人の人生にとって大きな彩を与えてくれるわけだから
延命治療だって大切な意義ある治療である

しあわせ

2012-10-23 | 想い・雑感
仕事中はそれほど感じないが
帰宅後にどっと疲れが出ることがある
ちょっと横になるとそのまま寝入ってしまい
ぐったり

そんな時
湯船に浸かると
ぬくもりが体の中に溶け入り
関節や筋肉が緩んでくるのがわかる

最近シャワーで済ますことも多いのだが
こういう時はやはり湯に浸からなくてはね

湯上りに冷たいお茶
これがまた染み入る

しあわせだなぁ~