ブルー インパルス

流行りには乗り遅れたが
三丁目の夕日　６４
のDVDを借りてきて見た

この三作目も
懐かしい香りを運んできてくれた
その中で
ブルーインパルスが五つの輪を大空に描く場面が出てきた

東京オリンピックは少年の私にとって
テレビ画面の中の出来事でしかなかったが
東京ではかなり広い地域から
描かれた模様を見ることができたのではないだろうか

まだまだ戦争の傷跡が残りながらも
急速に発展している希望に輝く東京の空に描かれた五輪
直接見た人は随分感激したでしょうね

今の時代でも
ブルーインパルスの描く模様を見上げれば
思わず感嘆の声を上げてしまいますからね

夢

これくらいの時間に起きようかな
というあたりに
ケータイのアラームを15分ごとに設定している

深い眠りの時には
鳴ったことさえ認識できないので
時間差攻撃を行うことになる

うっすら目が覚めてアラームを止めたあと
またうつらうつらすることがよく有り
そんな時に夢を見ることがある

見ている最中に次のアラームで起こされると
見ていた夢の映像がはっきり残っていて
夢だったのか　現だったのか
俄かには判断できなかったりする

夢か現か幻か　なんて思いながら
ゆらゆらとまた眠りに落ちていく

まあお迎えが来る頃には
人生丸ごと
夢のような心持ちになるのかもしれないなぁ

たこあげ？

我が家にたこ焼き器はありませんが
時折グリーンコープの冷凍たこ焼きを買います
袋に書いてある調理方法にはないのですが
我が家一番人気の食べ方は
冷凍のまま油にいれて揚げ
出汁に付けて食べるというものです

表面をカリッとあげ
仲まで熱々のたこ焼きを
一味などを入れた天ぷらだしでいただくのです

これ
かなりいけます

たこ焼き命
という方にはお叱りを受けるかもしれませんが
まあ食べ方は人の好みですからね

情報

世の中には
様々な情報が飛び交っている

ご近所さん　
職場内
友人との会話
などから始まって

ネットという仮想空間にまで

数限りない情報が錯綜する

多種多様な情報を得ながら
人は生き
社会は動いている

でもとんでもない情報から火がつき
社会が崩壊するというところまで行くことは
ほとんど無い
何らかのコントロールが効いているとしか思えない
一体それは何なのだろうか

体内でも情報が行き交っている
神経系や内分泌系はなんとなく情報の伝達方向がイメージできるのだが
様々な細胞が送り出すサイトカインという細胞間の伝達物質は
その作用がどのようにコントロールされているのかイメージがむつかしい

一種類のサイトカインが
そのサイトカインを受け取る細胞によって
別の作用を引き起こす上に
受け取った細胞が出すサイトカインがこれまたいろいろな結果を引き起こす
そんな作用を図の上でラインを引き始めたら
どこが全体の作用をコントロールしているのかわからなくなる
でも何かがコントロールしていないと
個体の維持は不可能になる

人間社会にしても
個体という社会にしても
全体としてある程度の枠内に収まっている不思議は
共通しているように感じる

兄弟姉妹でも

両親は同じなのに
兄弟は全然似てないねぇ…
なんてことはよくある

とうぜん共通点は見え隠れするが
見事に違う人間だ

でも違って当然
減数分裂で生殖細胞が形成されるとき
父親の方の染色体の組み合わせを考えても約840万通り
母親の方も約840万通り
それが掛け合わせられると…

途方もない組み合わせの数となる

ね
ちがって当然

ということは
受精前に自分の隣を泳いでいた精子が
先に母親の卵子に到達していれば
今の私はいなかったということ
なんとも不思議ですね
そしていまここにいてキーボードを叩いていることは
得難い奇跡を受け取っていることになりますね

生きていることに感謝ですね

凍結

今朝バイクにキーを入れようとすると
少し抵抗があった
そこをなんとか入れたのだが
今度はちっとも回らない

寒さでキーの部分が凍結してしまっていた

バイクはあきらめ　
渋々車で通勤

でも車でよかった

そのあとずいぶん冷え込み
雪も降ったから

寝酒

寝つきがよくなるということで
眠る前にアルコールをちょいと引っ掛ける
いわゆる寝酒をする人がいる

比較的アルコール度数の高いものを摂取する場合が多いようで
ナイトキャップとも呼ばれている
ナイトキャップという名前のカクテルも存在するらしい

日本では不眠症の人の２０～３０％が寝酒をしているとの報告もある
これは睡眠導入剤に対する不安が大きいからとも言われている
しかし現在の睡眠導入剤はかなり安全性が高いし
最近では睡眠のリズムを整えてくれる薬も出てきている

エタノールの効果でよく眠れるという印象を持つ人は多いかもしれない
確かにお酒により睡眠が誘発されるのは確かなようだ
しかし
　一旦眠っても途中で目が覚めてしまうことが多い
　自然な眠りに必要なREM睡眠が減少する
ということが言われている。

REM睡眠の減少は
　熟睡した感じ
　集中力
　運動能力
　記憶力　など
に悪影響を及ぼすとされている

また飲酒の習慣化は
肝障害やアルコール依存症へとつながりやすいとされている

お酒を楽しむのはいいけれど
寝酒としての習慣化はお勧めできない

小惑星

直径が45mくらいの小惑星が
今月の16日頃地球に大接近するらしい
今のところ地球をかすめて飛び去る予想とのこと

惑星と呼ばれるからには
何かの周りをぐるぐる回っているのだろう
やはり太陽の周りということになるのでしょうか

昨年2月頃に見つかったらしいが
こういう小さな惑星は
まだまだたくさんあるのでしょう
だとすると
そのうち地球の大気圏へ突入するものも
きっと出てくるよね

そうなると
地上の生物の危機
ヒト同士が争っている場合ではなくなるね

大気汚染

以前から中国都市部の大気汚染が問題になっていたが
さらにその状況はひどくなっているのだろうか

どのような判断基準なのか分からないが
北京に一日滞在すれば
タバコを21本吸ったのと同程度の化学物質を吸ったことになるのだそうだ

あまりに巨大な国　中国
格差　矛盾　歪が
局所的に増幅されて現れるのかもしれません

さらに隠蔽体質の指導部ゆえに
問題が大きくなるまでフィードバックがかからないのかもしれません

いくつかの国に分かれるか
合衆国制にして地方自治の独立性を高めるか
一党独裁制をやめるか
しなければいずれ立ち行かなくなるのではないかと
心配ですね
いきなりぽしゃると影響が大きすぎますからね

鉛筆削り

小学校に入った頃は
手で回す鉛筆削りを使っていた
ただ芯が折れたり丸くなったりしてしまうので
筆箱の中には小さな折りたたみナイフを入れていた

そのうち
父が電動の鉛筆削りを買ってきてくれた

あっという間に削れることに
随分驚き感激したが
芯の先のとがり具合の微調整にはナイフが必要だった

中学生の頃には
その電動鉛筆削りを多用していたが
定期考査
実力試験
そして高校や大学の入学試験の時には
前日にすべての鉛筆を自分で削っていた
鉛筆に向かって心を込め
集中力を高める大切な儀式のようなものだった
そして眠りについた

今日久しぶりに鉛筆を使うことがあり
カッターナイフで削りながら
ふとそんなことを思い出した

標本

手術が終わったら
ご家族に実際に行った手術内容の説明をする
その際には希望があれば摘出標本もお見せする

先日の説明には
患者さんのお子さんが
小学生のお孫さんを伴なって来られた

標本をお見せするとき
お孫さんを部屋の外に出そうとしていたが
どうしても見ると言って聞かない
親も諦めて一緒に見ることに

お孫さんは小学生低学年と思うが
どのように感じたのでしょうね

今どのように感じたにしろ
見たという記憶はきっと残り
今後の人生の中で
何かの拍子にふと思い出したりするのだと思います

子供だからと言って隠すのではなく
ありのままを見せるというのは
大切なことなのだろうと思います

なんとかなるさ なるようになるさ

腹膜再発のために腸閉塞になりかけたTさん
抗癌剤治療がなんとか間に合って
体調を回復した

３コースほどしたところで
体調が随分よくなってくると
点滴のための3日間の入院を嫌がりだした

ちゃんと次回の入院予約を取ってもらった上で
外来に来てもらっているのだが
いざその日になると入院を渋る

その都度現状と治療の必要性を伝えてきたが
やはり今回も渋る
もう一度充分お話した上で
ご本人の選択として点滴は行わないこととした
飲み薬のみを継続することに

どうなるか分からないが
どうしてもいやだというものを
当然押さえつけてまで施行したりはしない

まあ人生なんてもともと
なるようになる
　明日は明日の風が吹く
　　ケセラセラ
　　　誰か明日の死のあることを知らん
　　　　インシャーアッラー
というふうに言われています

今を　今日を　しっかり生きるしかない
のだと思います

ご本人の望む方向で
引き続きお付き合いさせていただきます
急に悪くなったりしないことを祈りつつ

本当なのか

私が料理をするようになったのは
約２０年前に2年間ほど過ごした
アメリカのMinnesota州

皆がバーベキューを当たり前に楽しむことや
家内が料理を作るのを少しだけ手伝ったりしたこと
なども影響したが
同じ頃に日大から留学されてきていた
Y先生の影響が大きい

学生時代にバイトで料理を学び
医者なんかにならずに料理人にならないかと
引き抜きを受けたという経歴があるY先生

最初は我が家にご招待して食事をしていただいたりしたのだが
Y先生が料理上手であることがわかり
料理長に祭り上げることに

カレーパーティーとか
スパゲティーパーティとか開くと
先生が数種類のカレーだとかスパゲティだとかを作ってくれた

楽しそうに料理を作る先生を見ていて
思わず私も料理を始めたという次第

帰国後しばらくして
鈴木杏樹さんの手術をしたことをきっかけに
ご夫婦になられたのは有名な話

毎年日本内視鏡外科学会で
先生と話すのを楽しみにしていたのだが
昨年の学会ではお見かけしなかった
どうしたのかと心配していたのだが…

今日ネットで先生の訃報を見て愕然とした

穏やかな微笑み
優しい眼差し
優れた想像力

会って話すと
なにかホッとする人だった
まだ俄かには信じがたい
本当にもうお会いできないのだろうか…

要らぬ世話

数ヶ月に一度通院されてくる80代の男性に
いつも付き添って来られている60代の男性
血のつながりはないようだがお世話をされている

前回受診日
私事で悪いがと断って
自分が肺がんの末期であることを
語られた
かなり広がっている状態のようだ
しかし抗癌剤治療は受けないつもりだとも語られた

私は
「要らぬ世話かもしれないが
抗癌剤はとても効くことがあるから
毛嫌いせずに一度うけてみたらどうだろうか
効きそうになかったり　きつかったりすれば
止めてしまえばいいのだから
試してみないのはもったいないような気がする」
というような内容をお伝えした

年が明け
今回の受診日に
その付き添いの男性は顔を出すことができるだろうか
と危惧していたところ
元気なお顔でやって来た
動きも　肌のつやも良い

ご本人曰く

一度抗癌剤治療を受けてみたよ
これがものすごくよく効いたということみたい
実際　今　体調は治療前より良くなったよ
でも治療後の一ヶ月くらいは
動けないほどきつかったから
もう受けないつもりだよ
やってみて本当によかったと思っているけど
もう一度あのきつさを乗り越える気力はないなぁ
でもありがとうね
付き添いの人間にまで丁寧に説明してくれて感謝しているよ

お勧めしてよかったのかどうか
なんとも悩ましいことである
やはり要らぬ世話だったのかもしれない

何かが必要

いまこの瞬間に成り立っている自分の体を
一気に分子レベルまでばらばらにして
粒子一つたりとも失わない状態で保ったとしても

それをもう一度集めて
生きた体に戻すことはできない

物質が集まっただけでは
命は通わないのだ

生命たらしめている
何かが必要なのだ

だとしたら
生きている自分は
生きているというだけで
その何かに満たされていることになる

なんともありがたいことだ