※ お写真はお釈迦様が大悟された菩提樹の下に安置されている金剛法座の傍らに置かれていた「仏足石」。
その当時はお釈迦様の像を造ることは禁止されており、このようにお釈迦様の足形を
石に刻み比丘・比丘尼・衆生がこの仏足石を拝していたと言われています。
現在はこの仏足石に限ってはガラスケースに入れられています。
~ 恩師の「心行の解説」より ~
「かくのごとき正法の生活の中にこそ神仏の光明を得
迷いの岸より悟りの彼岸に到達するものなり」
「八正道」の生活を実践した時に、私たちは求めることなしに
「神仏の光明を」が与えられます。
私たちの生きるこの世は迷いの岸です。
そして向こうの岸というのが悟りの彼岸です。
私たちはこちらの岸で迷っていますが、
「八正道」を実践することによって向こう側の悟りの岸へ到達することができます。
お釈迦様の当時のインドは、ガンジス川(ガンガ)は川幅も広くて、
こちらに住んでいる者にとって対岸は、
すばらしい世界に思われて、向こう岸はいいなあと思っていたのです。
それを仏教では「悟りの世界」と説かれたのです。
その向こう岸が彼岸です。春と秋に「お彼岸」がありますが、
あれは向こうの岸のことで、
それは苦しみのない安らかな悟りの世界です。
その世界へ渡るためには「八正道」を実践しなさいと説かれています。
~ 感謝・合掌 ~