浄心庵・長尾弘先生「垂訓」

八正道と作善止悪

「心行の解説」より。

2014-04-24 01:11:51 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓

※ お写真はお釈迦様の生誕地ルンビニにて
     初体験の像乗りを楽しまれる(?)恩師「長尾弘」先生。


          ~ 恩師の「心行の解説」より ~


先の続き・・・

お釈迦様の死が近づいた時、側に仕えて世話された阿難さんが、
「仏陀が亡くなられた後の
なきがらはどのようにしたらいいでしょうか」と尋ねると、
「そんなものはそこらに放っておきなさい。肉体は在家の者が適当に処置するであろう。
肉体にかまうよりも、しっかりと法を精進しなさい」とお釈迦様はおっしゃったのです。
今お坊さんのする葬式というのを当時は在家の者がしたのですね。
それが仏教の原点だったのです。
今の仏教というと、お線香をあげて、難しいお経をあげるものと思っていますが、
ほんとうの仏教というのは、今は無いのです。
形の変わったものが仏教だと思っているだけです。

高橋信次先生は、「仏教の原点を学びなさい」と言われました。
学ばせていただくと
「なるほどそうか、お釈迦様がお説きになったものと今の仏教とは
それほどまでに変わっているのか」ということがよく分かります。
キリスト教についても同じことがいえますね。
今はローマ法王の姿がキリスト教の偉い方だと信じていますが、
イエス様はああいう豪華な姿をいつされたでしょうか。
その生涯にあって一回もそういうことはありませんでした。
一般の我々と全く変わらない同じ姿をされ、
生活も同じようにふるまわれて多くの人を救われたのですね。
あらゆる病を癒されたと書かれています。


            ~ 感謝・合掌 ~



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