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ドストエフスキーとの59の旅 亀山郁夫

2019年09月12日 | 
 無教養なもので、ドストエフスキーなんて読んだことない(いや、罪と罰は抄訳だったかで読んでるが)のだが、亀山郁夫さんの新訳は売れたらしいとか。図書館にエッセイらしいのがあったで借りて読んだ。ひとつひとつが4,5ページの、時間も場所もあっちにいったりこっちに行ったりするそのままに、読む者の心もあちらこちらに揺さぶられるようだ。
 実を言うと(チェロを通じて)ほんの少し亀山さんとは個人的付き合いがあったのだ。(そんなこと書いても良いのかな?いや許してくれると思うのだが。)彼のスマートで誠実な物腰、そして時に見せる「熱い」精神を思い出した。ぼくは彼のように熱くも純粋でもなく、冷めて、もしかしたら露悪的なところがあるのだろう、でも、そういうわけでいまさらながらドストエフスキーやら亀山郁夫やら少し読もうかと思っている。