Happy-sanになろう!

Happy-sanな日々をご紹介するブログ。旅のお話もいっぱい♪

ミラクルな夜~その2 炙り焼き

2008年03月20日 | スピリチュアル
ミラクルな夜~その2 炙り焼き






谷村新司さんの<音帰しコンサート>が
行われたNHKホールを後にして

カヨコさんと、タクシーに乗り込む。

”西麻布へ”




大人の、隠れ家



昨年の夏に、カヨコさんに連れて来ていただいた
西麻布のバー。

そこの2階で美味しい炙り焼きが食べられる、というので
カヨコさんにお願いして
連れて行っていただく。


ここは、オーナーさんの意向で
限られた人しか入れないし、
お店の場所も非公開。

でも、中に入ると

お洒落なのだけれど、
ほんわかとした空気が流れていて
時間が過ぎるのを忘れてしまう。





日本各地の焼酎がずらり



のどもカラカラ、
お腹もペコペコ、

私たちはまず、で乾杯。


カウンター越しに、ユウさんが
ピカピカな、本日の食材を持って現れる。





ユウさんが、バイクで日本全国をまわり

<ホントウニ、オイシイモノ

だけを炭で炙って、頂く。

私も<食>の仕事の従事者だけれど
こんなにひとつ、ひとつの食材が

驚くような、食材の本来の甘味や苦味、
触感で頂いたのは、はじめて






”このトマトはどこの?”

”徳島”

”このお魚は?”

”長崎”

”このハマグリは?”

”千葉”


”この鶏は?”

”福島”


まるで、私たちもバイクにのって
日本各地を巡っているような感覚に、なる。







カヨコさんは<ナチュラリスト>でもある。

すごい標高の山でスキーをしたり、
大海原をカヌーで渡り、イルカの群れに遭遇したり・・・

そのカヨコさんの原点、
故郷の長崎の島の話になった。

”海が透明で、エイッとさざえをつかまえたり、
ゆらゆらとした小船の上でお昼寝したり・・・。”


長崎、といえば
私の母方の曽祖父母も長崎生まれ。

”同じ土地の血が流れているねぇ

と、私たち。

長崎(九州)人の気質について話す。

ユウさんがそれを聞いて、目の前にドカッと1本。



壱岐の、焼酎

私の曾祖母の故郷、壱岐の焼酎だ。


カヨコさんとは何でもお話するけれど

その日は私の夢について
はじめて、カヨコさんに話をした。

私の夢は2つ、ある。

ひとつは今のお店をキレイにすることだ。
(いわゆる、改装という話ですが)

もしかしたら、来年の2月にかけて
これは実現しそうで、
しかも、
カヨコさんの会社はインテリア(内装)も手がけることを
知った私は、

”カヨコさんと出来たら、素敵ですね

なんていう、話になっている。




そして、もうひとつの夢が

<映画をつくること


私の曽祖父は日本の映画の草創期の人間で
日本活動写真株式会社の創設者でも、ある。

現存している日本最古のフィルムで有名な
<白瀬中尉の南極探検フィルム>は
大隈重信氏に依頼され、曽祖父の会社がカメラマンを派遣して
撮った映像だ。

映画で築いた莫大な資産を
盟友である、孫文先生の辛亥革命、
その志士らに投じていった人物なのだが

その曽祖父の、叶えられなかったことが、2つある。

ひとつは、日中戦争を阻止すること。
もうひとつは、<大孫文>という映画をつくること。

私は、

昨年の6月、上海国際映画祭の前夜祭のパーティーで
スピーチをした時に、

(この日は、新月でした・・・)

ふと、その時に、降りてきたことが、あった。

曽祖父と孫文先生の<映画を日中共同でつくる>こと、だ。

そう、それが、私の夢の2つめ。

曽祖父の夢が、私に降りてきたのだと、思う。




信濃 戸隠のそばをいただきながら・・・




カヨコさんに、その夢を熱く語ったすぐ後のこと、だった。


・・・・



私は息子に、この夢の映画のことを話す時がある。
つい、前日の朝、通学の車の中で

”主役のおじいちゃまの役の候補も
ママ、決めているんだよ。”

”へぇ~、誰?”

”俳優の、Kさん。顔が小さくてちょっと
おじいちゃまに似ているし、
演技も素晴らしいし、イメージなんだなぁ・・

主題歌はモチロン、日本でも、中国でも活躍している
谷村さんなんだ



と、話していた。



・・・・



カヨコさんが、

”1階に場所移して、飲もうか”と言って、

後ろを振り向いたとたん、

私は自分の目を疑った

というか、雷に打たれたような

信じられない現実が、そこにあった。


なんと、後ろを振り向いたら

そこに、

<夢の映画の主人公の候補>である、

俳優のKさんが、いたのだった



・・・・信じられない・・・・


私は、正直、身震いさえ、したかもしれない。

だって、今、その<夢の映画>について
カヨコさんと話したばかり、で

つい前の日の朝、
息子に主人公の候補なんだよ、と話していたばかり、の

まったくの私の頭の中で勝手にあれこれ空想している
夢の映画の主人公が、

<そこにいる>のだもの












1階のバーのソファに座り

私は、このミラクルな夜に乾杯した。


幾つも、幾つも

キラ星が降りてきた夜、だった。


その降り注いでいる、目には見えないけれど

素晴らしい光たちに、感謝を捧げた、


ミラクルな夜の、話











ミラクルな夜~その1 音帰しコンサート

2008年03月20日 | 映画・コンサート・演劇
ミラクルな夜~その1 音帰しコンサート



今年に入っての特徴は、
ある日、

”どかっ”と幸運が舞い降りること、だ。

そう、屋根に積もった雪が
なにかの拍子で、<どさっ>と落ちていくような。


じつはこの、ミラクルな夜も、そう。
あまりにミラクルで、ハッピーなので
2回にわけて、ご報告を。

まずは、谷村新司さんの<音帰しコンサート>。






NHKホール





谷村新司さんは、長い歳月、ご自分の楽曲を
愛し続けてくださっている多くの方に
<恩返し>をしたい・・・。という動機で
今回のアルバムを企画された。

リクエスト曲は4600通、
楽曲数は266曲。

谷村さんは3日間、そのお葉書を
涙しながら読み続けられ、
その中から今回の13曲を選ばれた。

100人のファンの目の前で
ライブでレコーディング。
アリス時代の<明日への賛歌>では
堀内さん、矢沢さんも友情出演された。


その<音帰し>コンサートは
渋谷のNHKホールで開かれた。

コンサートの来場者全員に
<音帰し>のCDがプレゼントされる。

谷村さんとダオのみなさんの、
あふれるような、温かい愛情を感じる。










まずは、<チャンピオン>から。


あの頃、まだ私は小学生だった。

さだまさしさんや松山千春さん、
岸田智史さんなどのフォークを聴く中で、

<アリス>はぐっとオトナっぽい感じがしていた。

谷村さんは、テレビやラジオやウォークマン(懐かしいです・・・)
の中の存在で、
しかも、わたしにとって、<BIG>な存在だった。



今回のコンサートにお誘いしたのは
ブログにも度々登場の、
私の大好きなバー・フレンド
ガーデンデザイナーのカヨコさん。

いきなり、<チャンピオン>で登場した
谷村さんに、<アリス>ファンだった
カヨコさんも、




ファンからのリクエストの葉書を
1枚1枚丁寧に読み上げながら、1曲1曲を歌われる。

軽快で、ユーモアあふれる
トークで、会場内が笑いの渦になったり、

反対に

谷村さんの語りかけで

それぞれが自分のココロに向き合い
自分の歩いてきた道の途中に聴こえていた
谷村さんの歌を思い出し

涙が自然とこぼれたり・・・。


まさに、このコンサートは
<音帰し>そのもの、であった。








<いい日 旅立ち>
<遠くで汽笛を聞きながら>


谷村さんの<旅>の歌。

私のベスト1と2、でもある。

この旅の歌を歌われる時に

~旅に出る時、一番最初にむかうところが、
駅の<ホーム>。

これから、出発するというのに、
<ホーム>というのが面白いですね。~

というコメント。


・・・確かに。

普段、何気なく使っている言葉の
ひとつひとつを拾い上げて

気づいたり、感じたりするココロが

あの谷村さんの素晴らしい歌詞を作り出すのだなぁ・・・





アルバム<音帰し>ジャケット



このコンサートの最後に
谷村さんが、皆様へ~と一つの詞を読み上げられた。


神様と砂浜を歩くお話なのだけれど、

読み上げられた瞬間、私はビックリ


なんと、その日の朝

車の中で、佳川奈未さんの新しいCDを聴いていて
佳川さんがそのCDの中で
同じ話をされていたのを、聴いたばかりだったからだ



コンサート終了後、

谷村さんにお会いして、ご挨拶。

その時に、谷村さんに

”コンサートで谷村さんが読み上げれた詞、
実は、今朝、耳にしたものと同じだったのですよ”と

話した。

すると、谷村さんが
にこっと笑いながら

”僕もね、この話をここのところ、
色んなところで、耳にするのよ。不思議だね。”

そこで、谷村さんと私は

同時に、<うん>とうなづきながら

<今の私たちに、大切なメッセージ、ということですね。>

<そう、そういうこと>

そんな、会話をした。



子供の頃、私にとって<神様>のような
存在だった谷村さんは

引き続き、私にとって<神様>のように
素敵な、そして意味のある出会いを
つないでくださる。








実は、私のコンサートの席の隣は
安倍昭恵さまだった。
そう、安倍前首相の奥様。

昭恵様は以前、福田首相の奥様が
私のところでパーティーを開いてくださった折に
出席してくださっていたので、

<その折は、ありがとうございました>
と、ご挨拶を兼ねてお話させていただいた。

昭恵様はご本人のブログでも紹介されていらっしゃるけれど
子供たちへの活動や
平和への活動を日本のみならず
世界各地をまわり、なさっていらっしゃる。


会話がすすんでいると、
昭恵様のお友達が、いらっしゃる。

日本テレビのチーフプロデューサーで
大平元首相のお孫さんにあたられる方

実はこの方、日中関係の
番組などを手がけていらっしゃる。

なので、当然、私の今取り組んでいる
日中の話に興味を示してくださる。

何かが、つながった・・・という感じがする。


・・・とそのうちに
私のお友達、カヨコさんが到着。

”とっても、素敵なガーデンデザイナーで
いらっしゃるのですよ。”

とご紹介させていただく。

同年代、ということもあり、
コンサートが始まる前と
コンサートが終わった後も
お話をさせていただくことが出来て

素晴らしい出会いに感謝


<タニムラ・マジック>にかかった
素晴らしい出会いと

谷村さん、とダオの皆さんの
温かい気持ちを沢山いただいた、

最高にミラクルな夜、となった。


でも、そのミラクルはまだ、続いた・・・