Happy-sanになろう!

Happy-sanな日々をご紹介するブログ。旅のお話もいっぱい♪

お宿 うち山~お料理編

2008年04月05日 | 旅館&Hotel
お宿 うち山~お料理編




お宿 うち山の料理長 ナカタさんは
私より、2歳くらい年下なのだという。

京都などで修行を重ね、
京都から取り寄せる香物以外はすべて手づくり、という
こだわりの、職人気質の、料理長だ


ここは、個室風料亭で料理を楽しむことが出来るが
エクストラチャージで、部屋食にすることも出来る。


”まずは、一献

ナリタさんから
愛知県の特別なお酒を注いでいただく。

ナリタさんは少し高調しながら
この宿の日本酒セレクションのお話をなさる。

ナリタさんは、この宿の店長で
私より3歳年上なのだそう。

とにかく、ご自身が日本酒通で、
自分の好きな日本酒をいれさせてもらうことが、
この宿にくる条件だったそうだ。






日本酒のみならず、ワインのセレクションも
他の旅館とは違っていて、

シャンパーニュもSalonだとか
ワインもOpus One だとか
フレンチレストランかと思うようなセレクション。


・・・なのに、私の注文は・・・

やっぱり、湯あがりの、

ごめんなさい、ナリタさん。





まずは先付。
蕗の薹のお豆腐に、白魚
北奇貝酒煮、山葵花・・・
春がぎっしりつめこまれている



お椀 油目葛叩 蓬麩 針独活 木の芽


このお椀を見たとき
私はその完璧な美しさに声をあげた。

すると、ナリタさんは嬉しそうに
説明してくださる。


”これは、輪島塗の特別な椀で
一客 六万円もするのです。
桜の季節にあわせて、お出しいたしました。”


・・・やっぱり。 お椀からすごいオーラが出ているもの。


息子にとっても、本当に素晴らしいものに触れるいい機会だ。
子どもの頃に本当によいものに触れるということは
後々、豊かな感性と本物を見抜く目を育てる。

私も、母にそうやって育てられたことに、感謝している





お造りは、下田産の伊勢海老の迫力にびっくり
そして、明石の鯛、博多でとれた鮪。

そして、お醤油は、ここの料理長ナカタさんの手づくり





てづくりの醤油・ゆず胡椒のきいたぽん酢・伊勢海老のミソでつくったたれ
この3種で、新鮮なお刺身をいただく。



八寸には、日本酒好きにはたまらない食材が。

おそらく、ナリタさんが選んだ最高の日本酒と
この八寸をいただくのは、日本人ならでは、の
至福のひと時となることだろう。



八寸 梅貝旨煮 一寸豆蜜煮 福紗玉子 飯蛸旨煮 赤貝手毬寿司


そして、
焼き物・炊き合わせ・止肴と続く。




桜鱒味噌柚庵焼き




焚合 鯛子 筍 たらの芽 湯葉 蕗 木の芽




止肴 鳥貝 金子 分葱 大徳寺麩 てっぱい


そして、

ご飯は筍と鯛のほぐし身炊き込みご飯。
京都から取り寄せの香の物も美味。







揚げ物やステーキなど
ヘビーなものがいっさいなく、
旬のもの、地のもの、海のものばかりを
京風の味付けでいただくので

よく旅館の料理をいただいた後にありがちな
お腹がパンパンに膨れ上がるようなことはなく
カラダ中に<春>をとりいれたような
そして、最高にそれが贅沢なことなのだと、感じる。


星空の温泉につかったり、
朝日がとびこんでくる部屋で朝寝坊もしないで
温泉につかったりしていると

旅館では朝ごはんはあまりすすまないのだが
もう、お腹ぺこぺこで、朝のごはんが待ち遠しくなる。



そして、朝食






ご飯は部屋ごとに釜戸で
お客様の召し上がる時間に合わせて炊き上げられるという。




土鍋の中にはぴかぴかのご飯



ゆったりとコーヒーもいただいて
チェックアウトまでの時間をのんびりと、過ごす








料理長  ナカタさんの心づくしのお料理と
宿の店長のナリタさんの柔らかく行き届いた接客と

満開の桜と
伊豆の海と
光輝く太陽・・・全てに感謝



私自身は、<完全充電>状態に。

そして、この1ヶ月、素晴らしい日々になると
自分の中で確信を得て
さあ、スタートしよう。



満開の桜の並木のトンネルを再びくぐって
駅へとむかった。

息子も私も
ふりかえりながら、ずっとずっと

ナリタさんと、ナカタさんに手を振り続けた










お宿 うち山~お部屋編

2008年04月05日 | 旅館&Hotel
お宿 うち山~お部屋編




・お部屋に露天風呂があること
・もちろん、内湯・露天ともに温泉であること
・海がみえること
・お部屋でご飯が食べられること
・チェックアウトが11時であること


私の検索条件全てにかなったのが

伊豆高原<お宿 うち山>。


徹底的に<おこもり宿>にこだわった理由は
今回の旅は

フルに充電したい。
車でいうと満タン状態にしたい。
自分自身に集中したい。

ということで、結局宿の部屋に入ってから
チェックアウトまで、一度も部屋の外に出なかった。

そう、そうしたかったのだ。


伊豆高原界隈は、お洒落な
<おこもり・隠れ家風 宿>が点在している。

なので、お部屋で温泉三昧の宿は結構あるのだれど
16歳以下お断り、とか
チェックアウトが10時とか・・・。


母が生きていた頃、
母と姉と姪っ子二人と息子と私でお泊りしたのは
同じ大室山のふもとにある

<はなれ宿 吉積>。

こちらも大きなお部屋と庭にぽっかり浮かぶ
露天風呂が特徴的で、家族団欒にいいお宿。










大室山のふもとの小高い丘に
お宿 うち山が建っている。

全室離れの宿。6部屋だけの隠れ家だ。

1軒1軒、民家風で
メゾネットになっている。
全てのお部屋に内湯・露天風呂があり
全てのお部屋から伊豆七島と大海原が見渡せる。
なんとも、
贅沢なお部屋である。





この部屋の大きな窓の向こうには、海が広がる



宿に着くと、
予め私のメールアドレスから私の職場を推定していた
宿のナリタさんは
私の会社のHPのブログ(こちらはあまり更新していません)
をしっかりチェックなさっていて

”わたしどもの宿も、ぐるナイの取材がございまして・・・。”

と、私の仕事と共通の話題を持ちかける。

その時に撮影で訪れた
タレントさんは以来、ここを常宿としているそう。




緑茶とチベット産そらまめのお菓子でのWelcome



”チベットは空気がきれいなのだそうです。
そこで、採れたお豆のお菓子を長崎のお菓子屋さんから仕入れています。”


甘い黒砂糖に包まれたチベットのそらまめをいただきながら
彼の地へ、平和のブルーのエネルギーを送る。
空気がきれいな、平和なチベットでありますように・・・




階段を上ると・・・


2階は広いベッドと、
内湯と、そして、

内湯からも、ベッドルームからもそのまま入ることの出来る
<露天風呂





贅沢なベッド お布団もふかふか温かでした



ベッドの目の前には・・・



露天風呂 遠く海をながめながら。


夕方は暮れゆく空に包まれながら
夜は 満天の星をあおぎながら
朝は 太陽の光のシャワーをあびながら・・・。





ゆけむりにほっとする、内湯



今回の旅のお伴は・・・

いつもと一緒で、息子


私と息子用に、一人3枚づつも
色とりどりの浴衣を用意してくださる。





わぁ~すごい

きれいな柄がそろい、どれにしようか
しばし悩んでしまうほどだ。


お部屋だけでも大満足なのに
浴衣をはじめ
パジャマや、アメニティや
LAN回線まできちんとそろっていて

全てにわたって、パーフェクト


”ここ、ママの常宿にする。
ここに、2,3日泊まったら、完全に
心身ともに復活しそう


息子がすかさず、返してくる。


”ママ、まず、お金を貯めなきゃね


”・・・・そのとおり・・・


というわけで、素晴らしい宿のお部屋をご紹介。

そして、
次ブログではいよいよ宿の真髄 お料理のご報告を







伊豆高原 さくらの里 枝垂れ桜