YNWC的な日常

街の中でも季節を感じて暮らしたい。生き物や自然のの話を中心に美味しい食べ物、散歩のことなど綴っていきます

どんぐりの色持ち実験〈追加〉

2016-10-04 06:31:07 | 木の実


ついつい拾ってしまう魅惑的などんぐりたち。けれど、拾って1ヶ月もするとこの色と艶が失われ、中には殻が割れてしまうどんぐりも出てきます。



これは、木から落ちた後もどんぐりが成長を続けていて、発芽の準備をしているからなんだそうです。3年ほど前にそのことを知って目から鱗…。

そこで、去年はどんぐりの色を綺麗に保つ方法について研究してみました。

それは、茹でてどんぐりの成長を止めるというもの。実験は見事に成功。

どんぐりの色は茹でることで長く保存できます。

さらに、「茹でたあとにどんぐり同士をコロコロと揺すると艶が増す」という情報を入手。表面の油分が関係しているのではないかと思い、ならば、油を塗ったらどうだろうと実験してみたところ、これが逆効果。



もちろんコロコロしたり、油を塗ったりすると、その直後は艶が増すのですが、どうやら時間が経つと色が落ちてしまうようです。

そこで、自分なりに導き出した答えは、「殻が割れること」と「色褪せ」は別の要因によるものではないかということ。そして、「色褪せ」には、何かしら「油分」が関係しているのではないかという新たな疑問。

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茹でる=成長を止める
=殻が割れない
表面の油分=色褪せの原因?
またはその逆?
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では、冷凍して成長を止めるとどうなるか?これを調べることが今年の課題となっていました。

そんなわけで、今年も実験第一弾!



9/13に拾ってきたクヌギの実を1週間冷凍庫へ。その後室温に戻して経過観察してみると…



2週間でこんなにはっきりとした違いが出ました!!
やはり、「茹でる」も「冷凍するも」、どちらもどんぐりの成長を止めるという点では同じこと!

どんぐりの色は冷凍することで長く保存できます。

しかし、ここでも「どんぐりと油分」の関係が気になります。「茹でる」と幾らかの油分が抜けそうなのですが、「冷凍」の場合はおそらく油分はそのままはずです。

とすると、「茹でる」と「冷凍する」では時間が経つと違いが出るのか???
同じなら手間的には「冷凍する」がいちばん楽ということになりそうです。

もっとも、冷凍作戦にしても茹でる作戦にしても、かなりの高確率で「どんぐり虫」の骸が中に閉じ込められたままになるということ。せめて、できるだけ早い時期に処理する方が無難でしょう…。やつらはまだ青い頃のどんぐりに産み付けられ、どんぐりの栄養分をたっぷりと食べ、十分な大きさに育つと蛹になるためにどんぐりの殻を破って出てきますから。

奴らの存在を考えると、茹でたり、冷凍したりせず、ニスを塗って乾燥を防ぐのがいちばんの得策なのかなとも思いますが、けっこう手間なんですよね。それにこの方法だと、時が来ると中からどんぐり虫が出てきますし、その際殻に穴があいてしまいます。

まあ、出てきたどんぐり虫は土の上に置けば、すぐに潜って見えなくなるし(土の中で蛹になり越冬)、穴も1つだけしか空かないので(どんぐり虫はどんぐり1個に1個ずつ産卵)、中に骸があるよりは気分がいいかもしれません。

●茹でる
●冷凍する
●ニスを塗る


さあ、皆さんなら、どんぐりの下処理にどの方法を選びますか?
とりあえず、もうしばらく実験を続けたいと思います。





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これはなんの実

2016-09-14 07:50:47 | 木の実


今、バスを降りたら道路の真ん中に転がっていました。
バスから降りた十数人の人の波が過ぎ去るのをそれとなくやり過ごして撮影。それでも朝の駅前通勤タイムでは、かなり変な人(^^;;

で、拾いあげる勇気はなく、撮影後そそくさと退散。

多分ハクモクレンの実だと思うのですが、コブシとハクモクレンて、どこが違うんだっけ???

他にも最近はマグノリア系の庭木が増えているから、正直よくわかりません。今度ゆっくり調べてみます。


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クヌギ

2016-09-13 07:58:28 | 木の実


職場の近くの公園
やはりすでに落ち始めていました。
まだちょっと青いものが多いです。



わたしが拾ってくるクヌギにはほぼ100パーセント、どんぐり虫が潜んでいるのですが、皆さんの地域でも同じでしょうか?

虫のことはおいておいて、去年の実験で、拾ったどんぐりはマテバシイを除いて、そのまま放置すると色つやが悪くなり、中には乾燥してピピ割れてしまうことがわかりました。



しばらく保管したいという方は、拾ってきたらすぐに茹でるか、冷凍するかをオススメします。

ニスを塗ってもいいですが、この場合は、中からどんぐり虫が出てきます。



どんぐりの色落ちや乾燥は表面に含まれる油分と関係があるかもしれないと考えているのですが、今年は「茹でる」と「冷凍する」で違いがあるのかを調べたいと思っています。



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2016木の実シーズン開幕

2016-09-12 07:22:46 | 木の実


マテバシイが落ち始めました。
1週間ほど前にトチの実の落下情報も友人から届き、おそらくクヌギの実も落ち始めているはず!!

気になりつつも、近所のポイント巡りをサボっていたのですが、昨日、出先でマテバシイの実に出会いました。

雨にも濡れていたし、マテバシイならわざわざ遠くから拾って帰らなくても…と思っていたら、やたらずんぐりむっくりとした個体だったので、思わず収穫(笑)



私がこれまで拾ったマテバシイの中で、いちばんずんぐりむっくりとした個体です。

どんぐりって同じ種であっても株によってずいぶん形が違うものなんですよね。こちらの本には、そんな形が違うどんぐりが一つひとつ丁寧に描かれています↓



どんぐり愛にあふれた1冊♪

さあ、ちょっぴり出遅れた感もありますが、今年の木の実シーズン開幕です!!

おまけ!



ヒガンバナも咲き始めたようです!!

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真っ赤な雲、カマキリの卵

2015-12-26 10:38:19 | 木の実
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おはようございます(*^_^*)
今朝はだいぶ遅れての更新です。



朝焼けと見せかけて昨日の夕焼けです。昨日は週1の大船詣で(笑)の日だったのですが、叔母の家からの夕景。





劇的な日没。自然が作り出す色と形。
くじら雲も出現したんですよ。



さて、本日は土会納め。土会というのは友達と月一で美味しいもの食べて自然散策する会なんです。今日は三浦方面へお出かけ予定です。

最近貝殻や木の実の話ばかりなので、最後にカマキリの卵鞘(らんしょう)!!





カマキリのお母さんは卵のために泡でできたお家を作るんですよね。卵嚢(らんのう)とも呼ばれるこのお家は空気の層がたくさんあって、冬の寒さから卵を守ってくれるんです。3時間以上もかけて、泡の塊と卵を産むお母さん!卵の数は100とも300とも…。そのときの健康状態やカマキリの種類によるのでかなりアバウトな数字ですが、とにかくすごい数!!!

しかもカマキリは最大5回まで産卵できるそうです。回数情報はあやふやですが、複数回、産卵するのは間違いありません。そして産卵後も長生きする者もいます。さすがに霜が降りたら天に召されるのかな?自然界では成虫は越冬できず、この泡のお家に守られた卵だけが、寒い冬を越え、次の命をつなぐそうです。

では、行ってまいりま~す!!

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