YNWC的な日常

街の中でも季節を感じて暮らしたい。生き物や自然のの話を中心に美味しい食べ物、散歩のことなど綴っていきます

夕暮れ

2012-06-29 21:14:28 | 鶴見川の自然情報
仕事も一段落したので、今日は早めに帰宅の途につきました。

1週間前に夏至を迎えた今の季節、本当に日が長いなあと感じます。

川沿いは青々とした草むらを爽やかな風が吹き抜け、夏らしいです



本日の夕日。

皆様、1週間、お疲れ様でしたヾ(=^▽^=)ノ

蓋のついた卵

2012-06-16 21:20:24 | 鶴見川の自然情報
こんばんは。今日は1日よく降りました。今話題の鶴見駅西口。そんな横浜のはずれから発信している「YNWC的な日常」です。
さて、今晩の話題は「蓋のついた卵」。カメムシの孵化のお話です。

ちまい虫たちがうじゃうじゃですので、苦手な方はお気をつけください。






















こちらがカメムシの卵です。カメムシと一口に言ってもその数は国内でも90以上。
これが何カメムシカはよくわかりません。っていうか、カメムシのはずです。

卵は2ダースほど、整然と並べて産み付けられています。
まとめて、卵を産むタイプの昆虫は、たいがい、固めてぴっちり産んでいる気がするのですが、なにか利便性があるのかな?
卵が乾きにくいとか…。

下の列の左から2番目。卵の蓋が開いているのが分かるでしょうか?ちょっと小さすぎますかね。
赤ちゃんはこの蓋を中から押し上げて出てくるようです。白っぽい卵はすでに空き家で、黒っぽい卵はまだ、中に入っているようです。



なんか赤ちゃんなのに、毛むくじゃらでかわいくないですね。

どれが足で、どれが毛なんだか分かりません(^_^;)



う~ん…。うじゃうじゃ~。

いったいどんな色形の成虫になるのでしょうか?



ちなみにカメムシの中には、こんなお洒落なコスチュームを身にまとった種類もあります。
黄色いハート型の紋があるって、かっこよすぎです。

その名もエサキモンキツノカメムシ。どうやらエサキってのは人の名前のようです。モンキは紋黄。ツノは、左右の両肩の突起を指しています。

このカメムシは、幼虫が2齢になるまで、母親が覆いかぶさって、外敵から子どもの身を守るそうです。ぜひ一度見てみたいものです。

胡桃

2012-06-09 07:06:05 | 鶴見川の自然情報


5/2に花をつけていたクルミの木。
あれからたった1か月で、ずいぶんと実が育っていてびっくりしました。葉っぱも増え、青々と見えます。



普段目にするクルミは茶色い殻に覆われていますが、あの茶色の殻は種子の外側で、この緑色の実の中に隠れています。
食用する部分は、いわゆる仁。杏仁や梅干しの天神様のように、種の中身なんですね。

この緑色の果実の厚い皮にはタール状の苦味物質であるタンニんが多量に含まれています。うっかり皮をむこうとすると、手が黒く汚れてベタベタになるので注意です。しかもベタベタしてなかなか洗い落とせません。

このタンニンは、どうやらおいしい種を外敵から守るための防衛策らしいです。ウォールナッツ(洋グルミ)に比べると殻が固いものの、このオニグルミ(和グルミ)も十分おいしく食用できます。食べるときには、殻ごとよく炒ってからペンチで割るといいそうです。秋になったら試してみたいものです。

さてさて、本日はこれより「フクロウツアー」の最終回に参加してきます。お天気…、心配です。
昨日は携帯を忘れて、散々な目にあいましたので、今日は忘れ物のないようにしっかりチェックしないと…。行ってまいりま~す!!


桑の木

2012-06-06 06:16:17 | 鶴見川の自然情報


鶴見川をお散歩していると、クワの幼木をよく見かけます。
これは、鳥たちがクワの種まきをしているからです。



種まきといっても、鳥たちが意識してやっているわけではありません。このおいしい実を食べることで、自動的に種まきさせられているわけです。
そう「糞」という肥料までつけて…。桑の木は明るく開けた土地が好きなようなんですが、鳥たちはそういうところの木の枝にとまって休憩するので、自分の好みの土地に運んでもらえるという寸法です。

たしかにこの実はおいしいですから、鳥たちが食いつくのもうなずけます。



桑の木には鳥以外にもたくさんのお客様がやってきます。この時期必ずみかけるのが、青カメムシ。桑の実の蜜を吸ったり、産卵したりしているようす。



こちらは、クワコの繭でしょうか?クワコっていうのは、カイコの野生種です。
素敵な絹の着物のもとをたどると、この子たちにいきつく訳で、虫っていうのもなかなかすごいやつらです。

一面の…

2012-05-13 16:07:27 | 鶴見川の自然情報
鶴見川の土手一面、薄紫の小さな花たちが群落を作っていました。

リナリアの花です。和名は姫金魚草。繁殖力が強く、花壇からこぼれでた種があちこちで咲いています。

さすがにこれだけの量になると誰かが蒔いたに違いありません。道行く人たちの目を楽しませています。

生態系から見ると賛否両論分かれることになるのかな…?



こちらは、もっとずっと前に日本に持ち込まれたアカツメクサの群落。何が自然なのか、考えだすとややこしいけれど、きれいなことには違いありません。



一仕事片付いたので、たまには横浜の街でも歩きましようか。…って元町にやってきたのに、とりあえずまったり~(*´∀`*)