タネツケバナの種(実)です。
この実、パチ~ンってはじけるんですっ!!しかも、すごい威力!!
ホウセンカやツリフネソウ、カタバミの実がはじけるのは知っていたのですが、恥ずかしながら、タネツケバナがはじけるとは初めて知りました。できるだけ、種を広範囲に散布するための工夫なんですね。
下の方はすでにはじけて鞘の半分がどこかへ行ってしまったようです。このあたりにあった種を片っ端から飛ばして遊んでしまいましたっ。実に愉快な体験でした(*^_^*)
おもしろい種といえば、こちらの「カラスムギ」。自分で種まきをするすぐれものです。地面に落ちると、自分でくるくると回って土に埋まっていく仕組みになっています。実際のところどれくらい埋まるかは定かではないですけど…。
今はちょうど花の時期で、花粉が出ているのが分かるでしょうか。イネの仲間の花は鞘の中で咲くので、分かりづらいです。
針金のように飛び出している部分を「禾(のぎ)」といいます。種が熟したころ、この禾をもって種を水で濡らしてやると、回転する様子を見ることができます。乾いた日に地面に落ち、雨が降って地面がやわらかくなると回転して、自ら埋まっていくのです。植物の知恵、やっぱりすごいです!