YNWC的な日常

街の中でも季節を感じて暮らしたい。生き物や自然のの話を中心に美味しい食べ物、散歩のことなど綴っていきます

力を蓄える

2011-12-31 18:37:35 | 鶴見川の自然情報
今年も残り数時間となりました。まもなく紅白も始まります。 我が家はなんだかんだ、やっぱり見ちゃいます。

さて、すっかり枯れてしまって見える冬の木々。でもちゃんと春へ向けて力を蓄えています。

なんとなく羊の顔に見える部分は葉痕(ようこん)と言って葉が落ちた痕なんですよ。目や口に見えるのは水や養分の通り道、維管束の痕です。夏の間、きっとたくさん働いたのでしょう。その事実は冬になって枯れたあともしっかりと残っています。

そして顔のすぐ上にある角のような突起が新芽です。春になってすぐに葉を展開できるよう、寒さに負けず力を蓄えています。



最初の写真はオニグルミ、2枚目はアジサイです。アジサイは小人さんっぽいかな。木によっていろいろな形があるねで、ぜひ探してみてくださいね。

今年も1年、山あり、谷あり、皆様お疲れ様でした。当ブログ、及び、わたしのことを温かく支えてくださった皆様、ありがとうございました。

家族団欒中の皆様も、旅行を楽しんでいる皆様も、そしていまだに終わらぬ掃除に追われる皆様(それは私)も、どうぞよいお年をお迎えください(*^^*)/

秋にも咲く春の花

2011-11-18 05:13:57 | 鶴見川の自然情報


寒くなってきましたが、陽だまりでは春に見かけた花たちが再び花を咲かせています。
ピンクはホトケノザ、白と綿毛はノボロギクです。
早春に実を結んだ種が早くも成長して冬の前に花を咲かせることがあるのです。再びこぼれた種は、ロゼット状の葉っぱを出したり、種のままの姿で冬を越したりします。
こうして成長の時期をずらすことで、より繁殖のチャンスを増やしていくというわけです。
雑草はたくましいですね。





アカツメクサの花にはミツバチも遊びに来ていました。


ヤツデの花開く

2011-11-08 19:35:34 | 鶴見川の自然情報


冬を迎えようという季節になると咲き始めるのがヤツデの花です。
丸いポンポンのようなかわいい花です。



つぼみはボールみたいですね。少しほころんできているところがかわいいです。



花が少なくなる時期ですから、虫たちにとっては憩いのレストラン。
ハエやアブの仲間がたくさん訪れていました。



今朝も紹介したしましまの目をもつ、ちょっといかめしいハエ(?)もきていました。
蜜がたくさんあるようです。さわってみたらかなりベタベタしました。



葉っぱの上で休んでいるのもいました。
どれも小さいのでうっかりすると見逃してしまいそうです。

立冬*淡雪のような

2011-11-08 06:30:11 | 鶴見川の自然情報


本日から暦の上では冬に入ります。今週は少しずつ気温も下がってくるようです。

鶴見川の河川敷をシャクチリソバの花が覆っています。淡雪が積もったような光景は美しいです。



葉っぱに比べて、花は小さく1株では見ごたえもありませんンが、群落になると迫力があります。



とはいえ、一つひとつの花もよく見ると雄蕊が赤くてとても美しい花なんです。
アブとかハエの仲間でしょうか。目がしましまでかっこいいです。

鶴見川

2011-10-27 20:39:59 | 鶴見川の自然情報
鶴見川では、今この白い花が満開です。シャクチリソバといいます。

鶴見川と行っても我が家の近くは、護岸工事で川岸に植物は生えていません(^^;土手にはかろうじて生えていますけど…。

写真はもっと上流、新羽のあたり。鶴見川全域では中流にあたります。鶴見川は、およそ42km。フルマラソンに相当する長さなんです。町田を源流に都市部のみを流れている川です。汚い印象がありますが、アユもすむくらい水質は良くなってきています。