YNWC的な日常

街の中でも季節を感じて暮らしたい。生き物や自然のの話を中心に美味しい食べ物、散歩のことなど綴っていきます

回想:鳩間島

2011-07-18 16:46:07 | 八重山2011夏
結局、今日の鳩間便は欠航。昨日のうちに移動しておいて本当によかった。

鳩間島で出会ったものたち。



民宿の前に並ぶ、流れついた浮き玉たち。1つ1つ顔が違います。



無人売店の星の砂。島のおばあたちが丁寧に海砂からより分けたもの。鳩間小学校ではこの選別作業の体験学習があるそうです。

星砂は有孔虫という生き物なので、いちばん繁殖する春先に海藻を刈り取り、そこについている砂を集めて、選別するそうです。土産物屋でびんに詰まっているものには結構手間がかかっていたのです。



貝殻クラフト。こういうのもアリですね。



島で唯一の売店。本当に必要最低限のものしかありません。





これはムーチーという月桃(げっとう)の葉で包んで蒸したお餅。マイトウゼのおかみさんが帰り際に持たせてくれたもの。私が泊まった晩は、島で大切な儀式、豊年祭の奉納祭があったそうです。その際にお供えしたというご利益ある一品。急な変更にもかかわらず、温かい気遣いが心にしみました。



短い滞在になりましたが、この風景に出会えてよかったです(*^^*)

日本最南端温泉

2011-07-18 16:43:18 | 八重山2011夏
12:50、今わたしがいるのは、西表温泉。日本最南端の温泉です。



ジャングルの中で温泉。意外とあいます。



水着着用のリゾート施設なのですが、貸しきりです。プールもあります。



疲れたら木陰のデッキチェアてひと休み。
空をカンムリワシが横切っていきました。



ここへ来るバスを待つ間、白浜の集落を散歩しました。ハプニングで急遽の1泊でしたが、宿の方はいい方だし、料理はおいしいし、きえちゃんと息子さんには会えたし…。ハプニングに感謝したくなるくらいの上出来な滞在でした。





昨夜の星見ポイントは見晴らしも抜群。



白浜小中学校は陸路の終点を塞ぐだけあり、すぐ後ろに西表の深い森が広がっています。壮観~!



道に繋がれているヤギの「うめ」。



おかあさんのおいしい手料理。食材の多くはとれたての自然の恵み。

白浜、最高~(。≧∇≦。)

仲良川サガリバナクルーズ

2011-07-18 08:06:52 | 八重山2011夏
ナイトツアーに続き、再び早朝ツアー。今回は遊覧船でクルーズです。



明け行く白浜港を出航。



仲良川を遡ること7kmのクルーズです。





咲いてますねー。
濃いピンクが鮮やかな株です。あちこちでシャッターを切る音が響きます。
美しいですねー。



だんだん水面に浮かぶ花が増えてきました。





川面に広がる花たち。長い蕊を水面に浮かべ、漂う姿の幻想的なこと。そして甘い芳香が幽玄の世界への道標のようです。



役目を終えた花たちがポタン、ポタンと落下する音。次第に数が増えていく水面の花たち。



カヌーを楽しんでいる方たちもいらっしゃいました。ずいぶん長い距離を漕がなければならないのでしょうが、水面すれすれで静かに眺める世界は素晴らしいに違いありません。

まもなく遊覧船は白浜港に帰着です。

再びサガリバナ

2011-07-18 08:04:09 | 八重山2011夏
突然の予定変更。お昼過ぎからの予約を受けてくれたのは「金城旅館」。西表でのツアーのときに、ガイドのきえちゃんから聞いたお料理自慢の宿。陸路の終点、白浜にあります。上原港まで嬉しい送迎つき。



庭や生け花がとても素敵だと思ったら、おかみさんは地元出身の植物大好き人間。花瓶の花は、山や庭からとってきたものを自己流でさしているそうです。なんとも南国チックで素敵です。花瓶の後ろ壁一面の貝殻コレクションも壮観。

西表の大自然の中で育ち、自学自習で動植物の名前や生態についての知識を身に付けられたとのこと。植物ガイドもこなし、どうやらその世界ではちょっとした有名人のようです。



そのおかみさんの案内で、集落一周のナイトツアーにでかけました。タイワンベンケイガニが道路を横断中。



サガリバナを植えているお家がありました。
また出会えるなんて♪

しばらく歩いた後、道路に寝っ転がって星座観察です。昨日は月の出が遅くなったため、降るような星空。あまりに空が広く夏の大三角が小さく見えました。
道路は昼間の熱に暖められ岩盤浴状態。気持ちよすぎ~♪



サキシマハブやオオシママドボタル、オオコウモリにも会えました。

おかみさんはこの道を暗闇の中ジョギングし、ついでに山菜まで採ってきちゃうそうです。もうお孫さんがいる年齢でありながら、ヤマネコマラセンのみならず、渡嘉敷マラソンなど名だたるマラソン大会に出場し、上位入賞されているとか。他にも唄や踊り、バドミントン…。何でもこなすスーパーおかみなのでした。


わたしも植物好きだと感じたのか、宿に戻ったら、ここ数年に撮影した分の植物の写真を見せてくださいました。シダやランなど、かなりのマニアック加減。見たことない植物のオンパレード。植物好きには絶対オススメ!事前にお願いしておけばガイドツアーもOKだそうです。

鳩間島脱出

2011-07-17 23:17:11 | 八重山2011夏
前回の記事の事件とは、台風による予定の変更でありました。わたしにとっては大事件!

屋良浜でのんびり読書を楽しんでいたら、西表でお世話になったガイドさんからメールが…。

「船が止まるかもしれないから、運行状況要チェックだよ。」

ありがとう、よごねぇ。港で聞いてみると、その可能性大。そうなれば、鳩間島からの移動手段はありません。宿の方も早速調べてくれて、同意見。キャンセルについても、快く了解してくれました。波が高いどころではなかったのです(^^;だらだら過ごした午前中が悔やまれます。



昼御飯を急いですませ、宿の手配やら帰り支度やらを手早くすませて、生き物観察へ。16:15の船に間に合うように猛ダッシュです。



立原浜に着いたときには、潮はすっかり引いていました。遠くに白波がたっているのが珊瑚礁の縁(リーフ)です。近くまで余裕で歩いていけそう。水深は深くてせいぜい膝下。







クモヒトデ、シャコの仲間(?)、キノコのような海藻。
時折、頭上をエリグロアジサシが威嚇しつつ飛んでいきます。
海の中にはカラフルな珊瑚たちも♪もちろん熱帯魚たちもたくさん泳いでいます。名前がわかったら楽しいのになあ…。



15:15。食堂前の美しい海をもう一度見ながら、かき氷タイム。

鳩間島には、縁があったのか、なかったのか…。予定外に短い滞在となりました。さらば、鳩間島!!