6月です。雨です。梅雨入りです!!
この季節に似合う花はなんてったってアジサイ。最近はいろんな品種が売り出されていて、楽しいですね。
アジサイは日本原産の植物なんですが、もともと日本にあったアジサイはこちらのタイプ↓
ガクアジサイと言われるものです。
長い間、ガクアジサイって、萼アジサイなのかと思っていたけど、額アジサイなんだそうです。
アジサイの塊の外側にある花のような部分は装飾花と言って、虫を呼び寄せるために萼が大きく変形したものです。この装飾花には受粉のシステムはなく、実際に花としては機能しません。
その装飾花が塊を囲むようにあるので、「額アジサイ」。花は真ん中に集まったシュワシュワの部分の一つひとつです。
てっきり、「萼」が大きいからかと思っていました。
で、品種改良してこの装飾花を多くしたのが、こちらのタイプ。
日本からヨーロッパに渡ったガクアジサイが、品種改良されて日本に戻り、広まったものです。
てっきり、どちらも日本固有のものかと思っていたので、このことを知ったときは驚きました。
ちなみに、アジサイが渡欧したのは江戸時代で、当時長崎の出島に逗留していたシーボルト博士が持ち帰ったとされています。博士はアジサイの学名に「OTAKUSA(おたくさ)」と入れたんだけど、それが愛妾であった「お滝さん」のことだったとか、違うとか…。後に牧野富太郎博士が、そのことを批難しているようですが、ロマンスが漂う学名ですよね。
アジサイの愛好家は多く、今では国内だけでも多数の品種が生産されています。
これから雨の日が続くようですが、雨にはぴったりの花ですよね。
あじさいのあじは「あつ」からきていて、「集める」という意味。「さい」は「真藍(さあい)」。青い花を集めるという意味らしいです。
古来、日本人は自然を愛で、その色一つひとつに名前をつけてしまうほど、色彩感覚に優れていたと言います。「集真藍」もまた美しい名前ですよね。
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