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常緑の枝に小さなまんまるの黄色い実。ミカンの中でも皮ごと食べられるのが嬉しいキンカン。11月頃から見かけますが、年を越すと美味しさも増すんだとか。そのままでももちろん美味しい。輪切りにして砂糖と煮るとと見た目も可愛いいジャムになります。
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輪切りにするのがちょっと面倒ではありますが、わたしは甘露煮よりもジャム派。
種を取り除きながら、地道に輪切り。
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断面が可愛いですよね♪
これを鍋に入れ、砂糖と水を少々。水入れすぎたら蒸発させればいいかなぁ…、くらいに適当にやってます。砂糖はキンカンの80%くらい?
あとは皮が柔らかくなるまで煮るだけ。
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そうそう。種を入れることが大切。ペクチンが出てジャムがとろっとかたまるから。
柑橘系の皮は苦味があるものが多いのですが(好き嫌いあり?)、キンカンは生でも食べられるくらいなので、茹でこぼしする手間がないのが素晴らしい!
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キンカンは喉に良いというけれど、その成分は皮の部分に多くん含まれる「ヘスペリジン」という成分だそうです。この成分はビタミンCの吸収にも良い影響を与えるようで、皮が食べられるという利点は効能にも関係しているようです。生で食べるのが一番効果的とのことですが、煮ておけば長期保存が可能になります。
空気が乾燥する冬にぴったりな食べ物です。