トチュウという植物を初めて見ました。
15mほどになる落葉高木。1科1属1種、中国の固有種だそうで、日本には、大正時代に渡来し,植物園などで植栽されているとのこと。
まさに植物園。一緒に散策していた叔母が、
「とちゅうって杜仲茶のとちゅうかしら?」
と樹木プレートを発見!!
葉をすっかり落としてしまった木を見上げても、特にこれといった感慨もなかったのですが…
???
看板のこの部分↓
「樹木全体、どこをちぎっても糸を引く粘着物質が出てくる」ですって!?
それは試してみなくてはっ!!!
しかし、生木の皮を剥ぐわけにもいかないので、あたりを見回すと…。
おや???
これは、もしやトチュウの実?
ひらひら落ちてくるタイプのようです。ひょっとしてこんなカラカラに乾いた薄べったい実まで粘るもの?
まさかと、思いつつ真ん中で割ってみたところ…!!!!!
糸引きましたーーーーーっ
しかも、納豆なんて目じゃない強度です!!!!!
面白くなって叔母と2人で何度も試していたら、植物園の方に声をかけられました。どうやらだいぶ楽しげに盛り上がっていたみたいです(笑)
だって、衝撃の粘着力でしたから…
植物園の方も一緒に楽しんでねくださいました♪
調べてみたら、トチュウの粘着物質は非石油由来原料のバイオポリマーゴムとして日立造船さんが特許を取得し、実用化しているようです。すごい!!
こちらの記事によると、私たちが試してみた果皮や樹皮が原料になっているとのこと
へーーーーーっ。
発明する人っていうのは、私のように「すごーい」とはしゃぐだけでなく、同じものを見て、さらにその先へとつなげていくものなんだな。
難しいことはほとんどわからなかったのですが、われわれのささやかな研究成果はこちらの動画にて(笑)↓
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