不思議の人・詩人大村正次先生 「巨人」 2020年01月07日 | 大村正次 天空の城・竹田城跡登攀に際して 「日本海詩人」第五巻八月號より 巨 人 大村正次 岬―― 山脈(やま)の手がこんなところにきりたってゐた そいつはごつごつした甲羅のやうな指だった 海は黙つて 深淵をめぐらし ときをり 眞青な心臓をぶつつけた (1930,8,9,阿尾の岬城址にて) 摂津国の怪人