サツマイモのツルです。「ツル返し」してみると、黒マルチをかけていたのに、マルチのないところまでツルを伸ばして、しっかり根を下ろしています。立派なひげ根を写真に撮りました。こんなに根を張られたのでは大事なサツマイモが細くなってしまいます。
そこでツル返しのとき畝と畝の間に黒マルチをして、根を下ろせないようにしました。畝間にマルチを張った写真です。サツマイモの横はどちらも大豆の畝で、畝間潅水をしたのが写真でわかります。
次に左右に振り分けていたサツマイモのツルを、中央の畝間(マルチ)の上にツル返ししました。それがこの写真です。
さあ、これでサツマイモの畝は「ツル返し」しなくてもよくなるでしょうか。
一週間前から重い本を読んでいます。『どん底の共和国』=北朝鮮不作の構造= 1989年 亜紀書房 発行 李 佑 弘 (イ・ウホン)著。1998年頃に、北朝鮮関係の本を集中的に読み、強い衝撃を受けた本が<3冊プラス1冊>あります。それをいま読み返しています。「生きてるうちに、もう一度、あの国の人々の苦しみに、思いをいたしておこう」と読んでいます。
この本の書かれた時代から25年がたちました。時代は変わりました。技術も進歩しました。でも北朝鮮の人々は、「いまもこの本に書かれたような農業をして辛うじて生きている」のを思うと、言葉がありません。
この項はまた書きます。