お花大好き

四季折々のお花や風景は、心を和ませ
優しい気持ちにさせてくれます
楽しい花散歩や風景記録を綴って行きます。

お盆

2015-08-17 | 鎌倉のお寺


ご先祖を偲びお墓参りに 北鎌倉の菩提寺へ行きました。
先祖の霊があの世から家族のもとへ帰ってきて一緒に過ごすという
日本では古くから行われているお盆

山門を入り仏殿前の広場に提灯が飾られています。夕方には盆踊りがあるのでしょう


体調が良くなかったので、霊を迎えて 慰める行事や
管長様のお話には耳を傾けることは出来ませんでした。

手をとりて 共に眺めん 盆の月

墓石を洗い、お花を供え、お香をたき 穏やかな気分で合掌

ゆるやかな坂道の斜面にタマアジサイが咲き始め、汗を拭きながらカメラに収めました


タマアジサイは雪の下(ゆきのした)科  アジサイ属
葉っぱは、全体がザラザラしていて、花の初め(蕾)は球形で、総苞に包まれている

まぁるい蕾(総苞)に触れてみると、堅かったですよ


日当たりのよい場所では、総苞が膨らんでいました


総苞は落ち、淡紫色の両性花多数を白い装飾花が取り巻いていました


東屋は、外国の方であふれていました。どこを回ってこられたのでしょう汗びっしょり

ベンチの後ろで「タカサゴユリ」を見つけました
テッポウユリによく似ています 最初はササユリかとも思いました。


お寺の参道脇や樹林の中で涼しげに咲いていました
本来紅色の花だと思いますが、白い可憐なユリは私の背丈よりノッポさんでした。

おや~「ベニバナセンブリ」の枝で羽化したのでしょう 蝉の抜け殻がしっかり捕まっていました。


軽食を持っていたので、 休憩がてらお腹ごしらえをして、鎌倉駅まで バスで移動
「おめんさま」で有名な「大巧寺」へ立ち寄りました、
ご住職様は大のお花好きな方。手入れされたお庭を拝見できるのが嬉しく

「秋の花たち」が迎えてくれました。次回は大巧寺の花たちをUPします。

追記:ささゆりはタカサゴユリ  ミソハギはベニバナセンブリに訂正しました。
ブロ友のShinさん 静さんに教えていただきました。
 



鎌倉お寺めぐり3

2015-06-26 | 鎌倉のお寺

鎌倉のお寺巡り3回目は稲荷山 浄妙寺です。
臨済宗建長寺派 1188年創建  開基は源頼朝の忠臣であった足利義兼

鎌倉五山の第五位、かつては広大な寺地を有し、23の塔頭を持っていて
室町時代には浄妙寺の東側に足利公方屋敷が構えられ、足利尊氏やその子孫が居住していたそうです。

境内墓地には足利貞氏(足利尊氏の父)の墓とされる宝篋印塔があります。

開放的な茶室で枯山水庭園を眺めながらお茶を楽しめ
古い洋館を移築した洋風レストラン(石窯ガーデンテラス)もある粋なお寺さん

① 山門


② 本堂

テントが張られ、厳かな行事が行われていました。

③ 枯山水庭園


石窯ガーデンテラスへ行きましたが、あいにく定休日だったので、ひっそりしていました。

④ 石窯ガーデンテラスは元貴族院議員邸を移築した建物
お寺の山にあるのが不思議な感じでした
ここのレストランでちょっとリッチなお食事をと思ったのですが~


⑤ 石窯ガーデンテラスの庭




「 ヤマアジサイ小径 」があり、定休日の寂しさを補ってくれました。

クリックして拡大画像をご覧ください

アマアジサイ1 アマアジサイ2 

アマアジサイ3 アマアジサイ4 

アマアジサイ5 アマアジサイ6

3回にわたり鎌倉のお寺巡りを見ていただき、有難うございました。
黒い雲がもくもく湧いて来たのではやめに帰宅!
紫陽花も終わりが近いようですね 花は夏枯れが続くのでしょうか。。。



鎌倉お寺めぐり2

2015-06-25 | 鎌倉のお寺

鎌倉のお寺巡り2回目は 報国寺です。

臨済宗建長寺派のお寺で、1334年創建
開基は足利尊氏の祖父・足利家時とも上杉重兼ともいわれている(どちらが本当かは不明)
足利家と上杉家の菩提寺として五山・十刹の次に位置づけられている
境内に竹林があり、「竹の寺」として有名・東国花の寺

① 山門
なだらかな参道に参拝者を導く門 「薬医門」


② 苔むしている参道は綺麗でした


③ 苔庭
手入れされていて、清々しい


④ 茅葺きで趣のある鐘楼
鐘楼の横には、「無縁仏の五輪塔」や「北条・新田合戦追悼歌碑」が置かれていました


⑤ 加葉堂(かしょうどう)
座禅堂で、加葉立像と開山天岸慧広座像がまつられています


⑥ やぐら  足利氏一族のお墓


⑦ 鎌倉竹の庭


⑧ 石灯籠も苔で覆われていました


⑨ 休耕庵(茶席)
約2000本の孟宗竹の庭を見ながらお干菓子と抹茶をいただけます


⑩ 報国寺境内の地図


庭園や竹林の雰囲気を楽しみたいという方にはお薦めです
竹の庭の拝観料は200円でした。

沢山見ていただき有難うございました _(._.)_ 次回は浄妙寺です。




鎌倉お寺めぐり1

2015-06-23 | 鎌倉のお寺

しばらくお休みしていました。ようやく6月15日のお寺巡り1回目は杉本寺です。

天台宗のお寺で 本尊は十一面観音 奈良時代に開山 鎌倉最古のお寺です
裏手の山一帯は、三浦氏一族の杉本義宗が築いた杉本城跡

① 趣きある石段の参道


② 山門の左右に運慶作の金剛力士(仁王)像が安置されています
たくさんの千社札が貼られている


③ 本堂
本堂には本尊として3体の十一面観音像、前立十一面観音像、新十一面観音像、
観音三十三応現身像、毘沙門天立像、地蔵菩薩立像が安置されています


④ 石仏菩薩像


⑤ 凝灰岩製の石仏地蔵菩薩像


⑥ 大蔵弁才天
観音堂が失火した際、本尊の観音さまが自力で杉の木の下に避難したという逸話が伝わっている
本堂のある平場より一段低い場所に、大蔵弁才天が祀られていて
横に池があり、やぐらが水没しているそうです。


⑦ 大蔵弁才天の横では、沢山の半夏生が見られました


『 杉本城の戦い 』
関東における南北朝の戦い
建武4年(1337年)、南朝方の北畠顕家が義良親王を奉じ、後醍醐天皇の命で
北朝・足利義詮方の斯波氏の杉本城を攻撃し
斯波軍は善戦したようですが、あえなく落城、城主の斯波家長も討たれ
この戦いの後 足利義詮が安房へ撤退し、足利氏は関東において劣勢となったそうです。

見ていただき、有難うございました
次回は 竹のお寺で有名な報国寺をUP予定です。お寺巡りにお付き合いくださいね



あじさい寺・明月院

2015-06-09 | 鎌倉のお寺

明月院は 「あじさい寺」 と呼ばれ梅雨の季節には紫陽花が咲き、鎌倉石が敷つめられた
美しい参道を通り、本堂や枯山水の石庭や開山堂・本堂裏の花菖蒲園を楽しめます
参道の両脇に植えられた約300株のアジサイが咲き乱れ
「明月院ブルー」と呼ばれる美しい青い花が一面を埋め尽くします
今年はパスしようと思ったのですが、明月院ブルーの魅力に負けてしまいました。

① 明月院入口


② 入口を別の角度から・・・


③ 紫陽花を背景に記念撮影   通行止め状態!


④ 本堂・丸窓の向うは花菖蒲庭園
「本堂後(うしろ)庭園」は、花菖蒲と紅葉の季節のみ公開されます


⑤ 開山堂
1380年頃に建てられた「宗猷堂」(そうゆうどう)が、のちに開山堂と呼ばれるようになりました。
堂内には、明月院開山の密室守厳(みっしつしゅごん)の木像と
歴代住持の位牌が祀られています。


⑥ 花想い地蔵(人の心を癒すやさしいお地蔵さま)

「人は誰しも、はかない花の思い出の中に生きています。
大切な人との別れ、いとおしい物との別れ、そんな時ふと目に止まった花がどんなにか、
心を慰めてくれた事でしょうか」と書かれた看板が立っています。

⑦ 本堂後庭園から丸窓を見る

もしかして私が写ったかもしれません

⑧ 


【 花菖蒲3種 クリックしてご覧ください 】

花菖蒲 花菖蒲 花菖蒲

【 紫陽花はGifアニメにしました 】



梅雨の季節は紫陽花が綺麗に咲き、道端や農道が華やかになっています
8日(月)友人と開成町の「あじさい祭り」に行き、数えきれないあじさいが
水田を飾っていました   次回にUP予定です。