お花大好き

四季折々のお花や風景は、心を和ませ
優しい気持ちにさせてくれます
楽しい花散歩や風景記録を綴って行きます。

鎌倉お寺巡り3

2016-02-03 | 鎌倉のお寺

1月28日 今回は収玄寺~長谷寺~光則寺へ行った時の写真です。

【 収玄寺 】
北条(江間)光時に仕えた四條金吾頼基の屋敷跡に建てられた日蓮宗のお寺です。
江ノ電「長谷駅」を降りて長谷寺へと向かう途中、道路沿い左手にある小さなお寺の
境内には東郷平八郎元帥の揮毫による「四條金吾邸址」の大きな石碑があります。

お花の少ない時期なので、本堂で手を合わせて長谷寺へ向かいました。



【 長谷寺 】
鎌倉の西方極楽浄土と謳われ、1年を通じ「花の寺」として親しまれています。
境内には観音堂、阿弥陀堂、地蔵堂、経堂などと共に、
四季折々の花木を楽しめます。(この日は梅、福寿草、蠟梅、満作が楽しめました)

お食事処「海光庵」で主人がお寺カレー 私はお寺パスタをいただきました。
これが思いの外 お洒落で美味しくて 湘南の海を眺められるお席で、ラッキーな昼食でした。

① 山門


② 山門脇の椨の木  楠科 タブノキ属
高木になり、葉は細長く艶があり、目立たないが花が咲くそうです

椨の木の樹皮の粉からお線香が作られるそうです。

③ 梅の木で何やら動くものがあり、レンズを伸ばしてみるとメジロがいました
ぼけていますが・・・


④ 梅とロウバイ


⑤ 福寿草


⑥ 満作


⑦ 和み地蔵  いつも優しく迎えてくれます


⑧ 湘南の風景( 海光庵 )のガラス越し撮影




【 光則寺 】
光則寺は、五代執権北条時頼の家臣宿谷光則が自邸をお寺としました。
鎌倉大仏と長谷寺の間にある小さな日蓮宗のお寺で
季節ごとに花が咲く美しい「花の寺」として親しまれ、私の好きなお寺の一つです

* 山門


* 数寄屋侘助 
侘助・太郎冠者とも思えますが(数寄屋侘助の名札がありました)


* 古金襴(コキンラン)
白地に濃紅色の大小、長短の縦絞り、吹きかけの絞りが入る八重や牡丹咲きの椿。


* 白梅


* 日朗上人「土の窂」

お寺の背後の山に日蓮の高弟の日朗が監禁されたという土牢があります。
階段を登るのが苦手ですが、今回初めて土窂まで行きました。

花海棠の咲く頃にもう一度「光則寺」へ行ってみたいと思います
妙本寺 安国論寺も海棠の花が有名で、三大海棠のお寺と言われています。

長いスクロールにお付き合いいただき有難うございました。



鎌倉お寺巡り2

2016-01-30 | 鎌倉のお寺

宝戒寺からの帰りに、鎌倉駅近くの大巧寺へ寄った時のお花たちです。
大巧寺は 「おめんさま:安産祈願で有名なお寺」 また 花のお寺としても有名です。

① 入口 階段脇の椿 「氷室雪月花」
茅ヶ崎に「氷室椿園」があり、大巧寺のご住職が氷室椿園からいただいた椿を大切に育てられたそうです。

「氷室雪月花」 の本家は茅ヶ崎の「氷室椿園」

② 山門
山門から本堂までの参道には多くの花や植物が植えられていて、こまめに花の名前の札があります。


③ 雪見車(?) 白く清楚な椿


④ 藪椿


⑤ ロゼフローラ  ピンク色の可憐な椿


⑥ 「みなとのはる」 という椿の蕾

枝の隠れた場所に「みなとのはる」と書かれた木札だありました
葉は小さく肉薄、桃色の小さな花を咲かせるそうで、紺侘助とサザンカとの種間雑種とのことです。

⑦ リキュウバイ  「利休梅」
千利休にちなんだ名前で、日本に入ってきたのは明治時代末で、茶花として広く利用されています。


⑧ ヒマラヤユキノシタ
きれいなピンク色の花で 長い間咲き 暑さ寒さに強く嬉しい花


⑨ キバナニオイロウバイ   花名の札が付いていました。 名札
 

【 氷室椿園 】
三井不動産の元副社長である氷室 捷爾氏・花子さまご夫妻の庭園が、
茅ヶ崎市へ寄贈され平成3年10月に開園しました。広さ約2,800平方メートルの庭園には、
椿や松、バラなど1,300本におよぶ庭木類が植えられていて椿の種類は200種以上!
なかでも「氷室雪月花」は、白や淡桃色の地に紅色の絞りが入った美しい品種です。

鎌倉お寺巡りはゆっくりですが、まだ続きます。




鎌倉お寺巡り1

2016-01-25 | 鎌倉のお寺

鎌倉鶴岡八幡宮の「正月ぼたん」を愛でた後、源頼朝のお墓参りをして
荏柄天神社~宝戒寺を巡りました。
古くは荏柄山天満宮とも言い
福岡の大宰府天満宮・京都の北野天満宮と並び日本三天神の一つに数えられ、
境内は国の史蹟、本殿は国の重要文化財に指定されています。

① 本殿
紅梅が綺麗に咲き、春の雰囲気でした


② 合格祈願の絵馬が沢山吊るされています


③ 山門脇の三椏


(ほうかいじ)

新田義貞の鎌倉攻めにより、このお寺の南東にある「腹切りやぐら」で、
最後の執権北条一族870余名が自害したとつたえられ、北条氏の霊を弔う屋敷があったとされる。
宝戒寺の美しい石畳の参道と白い萩が有名です。
④ 清楚な白梅


⑤ 蠟梅


⑥ 福寿草が顔を覗かせていました  可愛いですね


⑦石の隅っこで一生懸命顔を出していました


宝戒寺には椿の種類が多いのですが、急な気温の変化でしょうか
花びらが傷んで、可愛そうでしたが、傷んでいない椿を選んでみました。

⑧ ヤマツバキ  可憐なピンク色の椿


⑨ 白侘助  筒咲きで、全部開かない


⑩ ヤブツバキ  


庭の椿の花が咲くと、嬉しそうに 竹筒の花差しに活けて床の間に飾っていた祖母は
「椿は、首が落ちるから 嫌だね~」って独り言を言ったりもしていました。。。
遠い昔の懐かしい想い出です。



浄土庭園の称名寺

2015-11-28 | 鎌倉のお寺

横浜市金沢区にある 「国指定史跡の称名寺」 へ行って来ました。
称名寺は ~鎌倉幕府を守った東の要衝~

金沢北条氏一門の菩提寺
鎌倉幕府の要人・北条実時が六浦荘金沢の屋敷内に建てた持仏堂が起源とされます。

① 朱塗りの赤門


② 赤門をくぐると桜並木の参道が続き、突き当りの 「仁王門」


③ 仁王門から反橋・金堂を見る


④ 阿字ヶ池を中心に中之島・反橋


⑤ 反橋の上から平橋・金堂・釈迦堂を見る


⑥ 鐘楼(称名梵鐘)


⑦ 浄土庭園(阿字ヶ池)と金堂・釈迦堂・平橋・反橋


⑧ 阿字ヶ池と紅葉


⑨ 樹齢800年を越える銀杏


⑩ 銀杏の名木古木


好天に恵まれ、スケッチされる方やお子さんを連れたお母さんたちの憩いの場になっていました。

金沢山の頂上にある八角堂広場からは四方が見渡せて、海の公園・野島・房総半島・円海山が眺められますが、
高齢の人が一緒だったので、無理をしませんでした。(行けたことを喜んでいました)

春の桜、初夏の黄菖蒲、秋の紅葉と四季折々の景観が美しく訪れる人の憩いの場となっています。
毎年5月初めに境内で薪能が開演されるそうなので、行ってみたいと思います。

沢山見ていただき有難うございました。




初秋を迎えた花

2015-08-19 | 鎌倉のお寺

お墓参りの後で立ち寄った大巧寺(だいぎょうじ)の住職さまは、心優しい方で
お花を沢山集められ お花名の名札も付けてくれています。

「おめんさま」でご存知の方もいると思います
鎌倉駅の傍にあり、安産を祈願にいらっしゃる方が多いそうです。

① 大巧寺山門


山門をくぐりお庭に入ると、秋を感じさせる花たちが、お客様を待っていました。

② シュウメイギク(薄紫色)
金鳳花(きんぽうげ)科 イチリンソウ属
秋に、菊に似た花を咲かせるところからこの名前になったそうです


③ シュウメイギク(白い花の蕾)
花のあと実ができて、そこから綿毛が出てくるそうです ♪


④ ホトギス
百合(ゆり)科 ホトトギス属 
秋に日陰によく生え、鳥のホトトギスの胸にある模様と似ています


⑤ トレニア  別名:夏菫(なつすみれ)
ツルウリクサ属 ゴマノハグサ科 鮮やかなブルーがとても可愛いです


⑥ ハナヅル草とシジミ蝶


⑦ ハナトラノオ
夏から秋にかけて、全国いたるところでよく見かける花
残暑の中でも、つかの間の涼しさを感じさせてくれます


⑧ ワレモコウと女郎花
ワレモコウの暗赤色の丸い花穂がおもしろいですね
女郎花(オミナエシ)はオミナエシ科の多年草  花言葉:親切、美しさ、美人、はかない恋


⑨ ワレモコウ
バラ科の多年草  根にタンニンが含まれ、止血効果のある薬として利用される


⑩ 何の実だか分かりません  どなたか教えてください。


多摩NTの住人様からコメントをいただき調べてみました。ヤマホタルブクロの実のようです
ホタルブクロには萼と萼の間に付属片があり、それが逆立ちをしているように、反り返っていて
ヤマホタルブクロは萼と萼の間には付属片がないので、このような実になるようです。
多摩NTの住人様有難うございました。


【 おまけの写真 】

蓮の花が終わった後のハチス(花托)

大巧寺の蓮の花は、鉢植えなので近くで見ることができ、遅咲きの白い蓮が咲いていました
蓮の花が散ったあとが、蜂の巣のような形になることから、蜂巣(ハチス)と言われます。

沢山見ていただき有難うございます。 
猛暑は収まったようですが、残暑厳しい日々 もう少しの我慢ですね。