老い生いの詩

老いを生きて往く。老いの行く先は哀しみであり、それは生きる物の運命である。蜉蝣の如く静に死を受け容れて行く。

安上りの酔人

2020-05-03 17:50:13 | 阿呆者


1529;安上りの酔人

初夏に入ったばかりなのに
真夏日に近い気温で、意欲減退(暑さのせいにしない‼)

夕食、wifeは缶ビールを飲む。
自分には「アルコール5%のウメッシュ(350cc)だよ」と、言って
グラスに注いでくれた。

wife「酔った?」
自分「なんだか目の周りが赤くなってきたような気がする?」
wife「本当に酔ったの? 幸せだね・・・・。ノンアルコールだよ」、と言われ
自分は空になったウメッシュ缶を手にすると
『ノンアルコールと大きな文字で書かれてあった』。

wifeは、自分がグラスに注ぐとノンアルコールだということがわかるので
それでwifeがグラスに注いだ行為の意味が、後になってわかった。

それにしてもwifeも嫌だね。
ノンアルコールだとわかっていて「酔った?」なんて尋ねるのだから・・・・。
安上りの酔人だな、自分は( ^ω^)・・・。

認知症老人がひとりで暮らすことの難しさ

2020-05-03 05:40:37 | 老いの光影 第6章 「老い」と「生い」

1528;認知症老人がひとりで暮らすことの難しさ

ブログ1477;あぶない親子のところで 
大正15年生まれの絹婆さんは
十年前に最愛の夫を亡くし
いまはひとり暮らし。
焦がした鍋の数も増え
いま食べたことも忘れてしまうほど、認知症の状態にある。

いま息子松任が帰郷し一月余り経過し
プラス、マイナスの生活が入り混じり、悩んでいるところ。
東京に住む妻と彼の息子から「コロナウイルス感染が心配なので暫く帰ってくるな」、と言われ
絹婆さんとの「同居」はまだ続きそう。

息子が食事を作ってくれるので鍋を焦がす(火事になる心配)ことはなくなり
ホッとするのだが、絹婆さんが台所に立たなくなったことで
立位にふらつきがみられてきた。
包丁を持ち台所で料理をすることが危なくなってきた。

老母の前で「喫煙、飲酒はしないよう」息子にお願いしたのだが、
糠に釘のような塩梅で、その約束は守られず破れらている。
家のなかは煙草の臭いがし、ウイスキーを飲み転倒を繰り返している。
手首や大腿部など躰のあちこちは内出血状態。
椅子に座っていても体が左に傾き、絹婆さんも自覚症状あり・・・・

度重なる転倒で硬膜下血腫や脳梗塞の心配が危惧され、
5月8日に循環器科受診の際、主治医にCTのお願いしたい旨を、彼女の妹夫婦に話をした。

このまま息子と同居を続けていると、不整脈、心不全により再入院になるのは目に見えている。
自宅は自由気儘に暮らしたいのは、誰もが望むことではあるけれど
「煙草吸いたい、ウイスキー、ビール飲みたい」の生活を続けさせていくことも
ただ見ているわけにもいかない。

心疾患や転倒があり、「いのち」の心配も出てきている。
長男自身も脳梗塞の既往歴があり理解力も低下しているなかで、
煙草、酒が躰に悪く、脳梗塞再発の危険性もわかっていない。

運よくサービス付き高齢者住宅の1室が空き
そこの入所受け入れ担当者と連絡がとれ、空いた部屋を「保留」にしてもらった。

連休入る前に、絹婆さん、長男、絹婆さんの妹夫婦(隣町に住む)と話し合いを持った。
サービス付き高齢者住宅に入居するかどうか
長男、妹夫婦は入居に賛成した。
当の絹婆さんは「悩んでいる」。
入居してもいいが、家で暮らしたい気持ちもある。

家は処分しない。サービス付き高齢者住宅に入居し、家に帰りたいときはいつでも帰れるよ、と話をした。
まずはサービス付き高齢者住宅を見学することになった。
5月5日 10時半にそこの高齢者住宅玄関前に行くことになった。

5月連休ではあるが、自分も行き、彼女が入居できるよう手助けしていきたい。
サービス付き高齢者住宅に入居するか否かを決めるのは、
勿論 絹婆さんである。