『梅雨入りを してもよさそな 曇り空』
(つゆいりを してもよさそな くもりぞら)
『十数本 妹の好みし 団扇出す』
(じゅうすうほん いものこのみし うちわだす)
『ハンカチに ハニカミ王子 若さかな』
(はんかちに はにかみおうじ わかさかな)
『吊革に 膝の崩れて 夏の朝』
(つりかわに ひざのくずれて なつのあさ)
『夏のご馳 餃子二人前 我が家では』
(なつのごち ぎょうざににんまえ わがやでは)
『歳時記は 昼寝に合わせ 指栞』
(さいじきは ひるねにあわせ ゆびしおり)
『虹を見る ダークスカイの その先に』
(にじをみる だーくすかいの そのさきに)
『あの虹を 渡れば帰る あの頃に』
(あのにじを わたればかえる あのころに)
『夢の虹 二人で渡れば ハッピーか』
(ゆめのにじ ふたりでわたれば はっぴーか)
『君と見た 夏の星座の 星探す』
(きみとみた なつのせいざの ほしさがす)
『覚えてる 君と見た星 夏の星』
(おぼえてる きみとみたほし なつのほし)
『夏の夢 いつか逢えるよ いついつか』
(なつのゆめ いつかあえるよ いついつか)