俺流俳句 「いちらくいちらく」

俳句で遊ぼ。

あなたも、優しくなれます。
          
          千秀

ぐい呑み

2007年06月14日 | 俳句

『墓前の 花壇の夏菊 数少な』
(はかまえの かだんのなつぎく かずすくな)

『遠くから こちらを見てる 向日葵よ』
(とおくから こちらをみてる ひまわりよ)

『降る雨も 色付き増して 金魚草』
(ふるあめも いろづきまして きんぎょそう)

『立葵 中国の旅を 思い出し』
(たちあおい ちゅうごくのたびを おもいだし)

『立葵 家紋に同じ 親しみが』
(たちあおい かもんにおなじ したしみが)

『紅花や 花の色香に 戀も増し』
(べにばなや はなのいろかに こいもまし)

『杜若 濃い紫の 露に濡れ』
(かきつばた こいむらさきの つゆにぬれ)

『額の花 近付いて見る 小花かな』
(がくのはな ちかづいてみる こばなかな)

『かたつむり 歩み遅くも 跡光り』
(かたつむり あゆみおそくも あとひかり)

『ぐい呑みを 贈られ飲みし 冷酒かな』
(ぐいのみを おくられのみし れいしゅかな)

『冷酒より 熱きが欲しき ぐい呑みよ』
(れいしゅより あつきがほしき ぐいのみよ)
コメント
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