『遠雷と 思っている内 どしゃ降りに』
(えんらいと おもっているうち どしゃぶりに)
『遠雷や 五、六発で もう止んで』
(えんらいや ご、ろっぱつで もうやんで)
『遠雷の 止むと思えば また光る』
(えんらいの やむとおもえば またひかる)
『雷の 音の近付き 腹を見る』
(かみなりの おとのちかづき はらをみる)
『美女柳 いつも南を 向いている』
(びじょやなぎ いつもみなみを むいている)
『美女柳 黄色いおしべ 花から出』
(びじょやなぎ きいろいおしべ はなからで)
『笹百合の おしべの先を 紅くして』
(ささゆりの おしべのさきを あかくして)