俺流俳句 「いちらくいちらく」

俳句で遊ぼ。

あなたも、優しくなれます。
          
          千秀

2007年10月18日 月光仮面

2007年10月18日 | 俳句

2007年10月18日
真深帽 祈りの女に 秋の陽の
(まふかぼう いのりのひとに あきのひの)
4719 【季語】 秋の陽 【季節】 三秋

2007年10月18日
天高し 雲は千切れて 逸れけり
(てんたかし くもはちぎれて はぐれけり)
4720 【季語】 天高し 【季節】 三秋

2007年10月18日
秋の雲 懐かしさ湧き 親しさも
(あきのくも なつかしさわき したしさも)
4721 【季語】 秋の雲 【季節】 三秋

2007年10月18日
秋風の 身に沁みて今 三時半
(あきかぜの みにしみていま さんじはん)
4722 【季語】 秋風 【季節】 三秋

2007年10月18日
いつまでも 続いて欲しや 秋日和
(いつまでも つづいてほしや あきびより)
4723 【季語】 秋日和 【季節】 三秋

2007年10月18日
秋日和 老いも若きも 舟を漕ぎ
(あきびより おいもわかきも ふねをこぎ)
4724 【季語】 秋日和 【季節】 三秋

2007年10月18日
定番は 醤油ラーメン 秋の昼
(ていばんは しょうゆらーめん あきのひる)
4725 【季語】 秋の昼 【季節】 三秋

2007年10月18日
秋風や 一方通行の 道路鏡
(あきかぜや いっぽうつうこうの どうろきょう)
4726 【季語】 秋風 【季節】 三秋

2007年10月18日
秋風や 今年七つの 妹にもね
(あきかぜや ことしななつの いもにもね)
4727 【季語】 秋風 【季節】 三秋

2007年10月18日
秋の虹 追いかけ行けば 若くなり
(あきのにじ おいかけいけば わかくなり)
4728 【季語】 秋の虹 【季節】 三秋

2007年10月18日
想い出も 儚く消えし 秋の虹
(おもいでも はかなくきえし あきのにじ)
4729 【季語】 秋の虹 【季節】

2007年10月18日
トンネルに 入りて出ても 同じ秋
(とんねるに はいりてでても おなじあき)
4730 【季語】 秋 【季節】 三秋

2007年10月18日
草の露 飲み干して尚 一茶かな
(くさのつゆ のみほしてなお いっさかな)
4731 【季語】 露 【季節】 三秋

2007年10月18日
うそ寒を 笑顔の女の 解しけり
(うそさむを えがおのおんなの ほぐしけり)
4732 【季語】 うそ寒 【季節】 晩秋
うそ寒=薄寒/うすら寒。
秋半ばから晩秋にかけての、うすら寒い感じのこと。
「うそ」は「薄」を意味する。
やや寒、そぞろ寒と似たような寒さではあっても、気分的な違いがある。

2007年10月18日
あの夜二度 月光も無く 誰何さる
(あのよにど げっこうもなく すいかさる)
4733 【季語】 月光 【季節】 三秋
誰何(すいか)=相手が何者かわからないときに、
呼びとめて問いただすこと。

2007年10月18日
忘れまい 月光仮面の おじさんを
(わすれまい げっこうかめんの おじさんを)
4734 【季語】 月光 【季節】 三秋

2007年10月18日
秋の宵 風呂場でがなる 唄もなし
(あきのよい ふろばでがなる うたもなし)
4735 【季語】 秋の宵 【季節】 三秋

コメント
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