俺流俳句 「いちらくいちらく」

俳句で遊ぼ。

あなたも、優しくなれます。
          
          千秀

冬の朝

2011年11月20日 | 俳句

冬の朝 明けの明星 すぐに失せ
(ふゆのあさ あけのみょうじょう すぐにうせ)
13117 【季語】 冬の朝 【季節】 三冬


旬越えし 花寂しければ 我寒し
(しゅんこえし はなさびしければ われさむし)
13118 【季語】 寒し 【季節】 三冬


冬の陽に 楠の木映えて 神々し
(ふゆのひに くすのきのきはえて こうごうし)
13119 【季語】 冬の陽 【季節】 三冬


冬の陽を 目に焼き付けて 深呼吸
(ふゆのひを めにやきつけて しんこきゅう)
13120 【季語】 冬の陽 【季節】 三冬


冬ざれて 後歩きの 潔さ
(ふゆざれて うしろあるきの いさぎよさ)
13121 【季語】 冬ざれ 【季節】 三冬


咲く所 間違えたらし 石蕗の花
(さくところ まちがえたらし つわのはな)
13122 【季語】 石蕗の花 【季節】 初冬


石段の 割れ目に覗く 冬すみれ
(いしだんの われめにのぞく ふゆすみれ)
13123 【季語】 冬すみれ 【季節】 初冬


玄関の 片隅飾る 花八つ手
(げんかんの かたすみかざる はなやつで)
13124 【季語】 花八つ手 【季節】 初冬


外はもう 山茶花日和 乱れ咲き
(そとはもう さざんかびより みだれざき)
13125 【季語】 山茶花 【季節】 初冬