俺流俳句 「いちらくいちらく」

俳句で遊ぼ。

あなたも、優しくなれます。
          
          千秀

顔見世

2011年11月30日 | 俳句

流されず 堰に残りし 朽ち落葉
(ながされず せきにのこりし くちおちば)
13179 【季語】 落葉 【季節】 三冬


孤独ゆえ 淡き色なす 石蕗の花
(こどくゆえ あわきいろなす つわのはな)
13180 【季語】 石蕗の花 【季節】 初冬


冬鳥等 付かず離れず ペア多し
(ふゆどりら つかずはなれず ぺあおおし)
13181 【季語】 冬鳥 【季節】 三冬


冬の朝 野球人多き 日曜日
(ふゆのあさ やきゅうじんおおき にちようび)
13182 【季語】 冬の朝 【季節】 三冬


風もなく 枝垂れ桜の 枯葉落つ
(かぜもなく しだれざくらの かれはおつ)
13183 【季語】 枯葉 【季節】 三冬


虫食いか 枝垂れ桜の 老枯葉
(むしくいか しだれざくらの ろうかれは)
13184 【季語】 落葉 【季節】 三冬


餌を求め 川を闊歩せし 冬鴎
(えをもとめ かわをかっぽせし ふゆかもめ)
13185 【季語】 冬鴎 【季節】 三冬


パッと咲く 皇帝ダリアは 二階席
(ぱっとさく こうていだりあは にかいせき)
13186 【季語】 皇帝ダリア 【季節】 晩秋


柿見れば 口も顔をも 渋くなり
(かきみれば くちもかおをも しぶくなり)
13187 【季語】 柿 【季節】 晩秋


温暖化 落葉の色も 淡くなり
(おんだんか おちばのいろも あわくなり)
13188 【季語】 落葉 【季節】 三冬


顔見世の まねきの文字に 笑みこぼれ
(かおみせの まねきのもじに えみこぼれ)
13189 【季語】 顔見世 【季節】 仲冬


着水に バシャンと音す 真鴨かな
(ちゃくすいに ばしゃんとおとす まがもかな)
13190 【季語】 鴨 【季節】 三冬



着水に 羽打ち乱す 真鴨かな
(ちゃくすいに はねうちみだす まがもかな)
13191 【季語】 鴨 【季節】 三冬


着水に 音なき忍者 冬鴎
(ちゃくすいに おとなきにんじゃ ふゆかもめ)
13192 【季語】 冬鴎 【季節】 三冬


川筋も 海に近きや 冬鴎
(かわすじも うみにちかきや ふゆかもめ)
13193 【季語】 冬鴎 【季節】 三冬


コメント
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