俺流俳句 「いちらくいちらく」

俳句で遊ぼ。

あなたも、優しくなれます。
          
          千秀

茶の花

2011年11月26日 | 俳句

茶の花や 黄色いおしべ 白い花
(ちゃのはなや きいろいおしべ しろいはな)
13165 【季語】 茶の花 【季節】 初冬


山茶花の 残りし雄蘂 散るを待つ
(さざんかの のこりしおしべ ちるをまつ)
13166 【季語】 山茶花 【季節】 初冬


短日や 昨日と違う 陽の高さ
(たんじつや きのうとちがう ひのたかさ)
13167 【季語】 短日 【季節】 三冬


生え際の 少し前進 木の葉髪
(はえぎわの すこしぜんしん このはがみ)
13168 【季語】 木の葉髪 【季節】 三冬
後退ばかりだったのに


朝の色 複雑怪奇 冬紅葉
(あさのいろ ふくざつかいき ふゆもみじ)
13169 【季語】 冬紅葉 【季節】 初冬


鯉居なきゃ 鷺鴨知れず 何も居ず
(こいいなきゃ さぎかもしれず なにもいず)
13170 【季語】 鷺 【季節】 三冬


砂場にも 落葉の絨毯 子等哀し
(すなばにも おばのじゅうたん こらかなし)
13171 【季語】 落葉 【季節】 三冬


公園の 陽当たらぬ隅に 青き落葉
(こうえんの ひあたらぬすみに あおきおちば)
13172 【季語】 落葉 【季節】 三冬


陽の当たる 所に太き 桜紅葉
(ひのあたる ところにふとき はなもみじ)
13173 【季語】 桜紅葉 【季節】 仲秋


電線に 冬雀が三羽 太ってら
(でんせんに すずめがさんば ふとってら)
13174 【季語】 冬雀 【季節】 三冬


心地よき 疲れ残りし 冬散歩
(ここちよき つかれのこりし ふゆさんぽ)
13175 【季語】 冬 【季節】 三冬


距離置いて 鶺鴒三羽 痴話喧嘩
(きょりおいて せきれいさんば ちわげんか)
13176 【季語】 鶺鴒 【季節】 三秋


付いて来し 背黒鶺鴒 尾を振りぬ
(ついてきし せぐろせきれい おをふりぬ)
13177 【季語】 鶺鴒 【季節】 三秋


風の精 庭守泣かせ 枯葉舞う
(かぜのせい にわもりなかせ かれはまう)
13178 【季語】 枯葉 【季節】 三冬


コメント
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