俺流俳句 「いちらくいちらく」

俳句で遊ぼ。

あなたも、優しくなれます。
          
          千秀

神の留守

2011年11月24日 | 俳句

鳥居の石 落とした過去も 神の留守
(とりいのいし おとしたかこも かみのるす)
13155 【季語】 神の留守 【季節】 初冬


神頼み 他人に任せて 神の留守
(かみだのみ たにんにまかせて かみのるす)
13156 【季語】 神の留守 【季節】 初冬


賽銭を 奮発している 神の留守
(さいせんを ふんぱつしている かみのるす)
13157 【季語】 神の留守 【季節】 初冬


紅葉に 枯れ色多き 年なるか
(こうように かれいろおおき としなるか)
13158 【季語】 紅葉 【季節】 晩秋


緑多き 落葉に秋は 有りや無しや
(みどりおおき おちばにあきは ありやなしや)
13159 【季語】 落葉 【季節】 三冬


団栗の 音を感じて そろそろり
(どんぐりの おとをかんじて そろそろり)
13160 【季語】 団栗 【季節】 晩秋


風有って 寒さ感じる 朝の道
(かぜあって さむさかんじる あさのみち)
13161 【季語】 寒さ 【季節】 三冬


冬散歩 小銭忘れし 寂しさよ
(ふゆさんぽ こぜにわすれし さびしさよ)
13162 【季語】 冬 【季節】 三冬


落葉径 昨日湿っぽく 今日乾く
(おちばみち きのうしめっぽく きょうかわく)
13163 【季語】 落葉 【季節】 三冬


近づけど 鳩逃げもせず 小春なる
(ちかづけど はとにげもせず こはるなる)
13164 【季語】 小春 【季節】 初冬