俺流俳句 「いちらくいちらく」

俳句で遊ぼ。

あなたも、優しくなれます。
          
          千秀

冬初め

2016年11月09日 | 俳句

晴れ男 雲を蹴散らし 紅葉狩り
(はれおとこ くもをけちらし もみじがり)
17966 【季語】 紅葉狩り 【季節】 晩秋
紅葉狩(もみじがり)=紅葉を見物する行楽


立冬の 実感薄き 寒暖差
(りっとうの じっかんうすき かんだんさ)
17967 【季語】 立冬 【季節】 初冬
立冬=11月7日(2016)


寂しさも 虚しささえも 冬初め
(さびしさも むなしささえも ふゆはじめ)
17968 【季語】 冬初め 【季節】 初冬


同窓に 若さもらいし 冬初め
(どうそうに わかさもらいし ふゆはじめ)
17969 【季語】 冬初め 【季節】 初冬


同窓の 想いも新た 初時雨
(どうそうの おもいもあらた はつしぐれ)
17970 【季語】 初時雨 【季節】 初冬


懐かしき 小春日和に 心和ぐ
(なつかしき こはるびよりに こころなぐ)
17971 【季語】 小春日和 【季節】 初冬


若き日の 夢見て咲きし 返り花
(わかきひの ゆめみてさきし かえりばな)
17972 【季語】 返り花 【季節】 初冬


二度三度 寝床で背伸び 今朝の冬
(にどさんど ねどこでせのび けさのふゆ)
17973 【季語】 今朝の冬 【季節】 初冬


雨音に 寂しさ募り 冬に入る
(あまおとに さびしさつのり ふゆにいる)
17974 【季語】 冬に入る 【季節】 初冬


豁然と 景色新し 小春の日
(かつぜんと けしきあたらし こはるのひ)
17975 【季語】 小春 【季節】 初冬
豁然大悟(かつぜんたいご)
=疑い迷っていたことが、からっと開け解けて真理を悟ること。
「豁然」=からっと開けるさま。「大悟」は大いに悟る、真理を悟ること。
「豁然」は仏教用法のとき「かつねん」とも読む。
「大悟」は「だいご」とも読む。


熱気球 孫の話に 冬の虹
(ねつききゅう まごのはなしに ふゆのにじ)
17976 【季語】 冬の虹 【季節】 三冬


露地掃除 風情を残す 落葉掃き
(ろじそうじ ふぜいをのこす おちばはき)
17977 【季語】 落葉掃き 【季節】 三冬
露地=茶室や草案の庭、門内や庭の通路。




11月9日

2016年11月09日 | 俳句暦


写真の趣味があり、いろんなものを撮っている。

鳥もその一つ。

鶺鴒はその姿からしてかわゆく思えるが、
なにせじっとしていない。

恨みでもあるのか、
言うことを聞いてくれない。

チチヨチチヨと鳴くくせに。