俺流俳句 「いちらくいちらく」

俳句で遊ぼ。

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          千秀

初雪

2016年11月24日 | 俳句

初雪や 東の都 大慌て
(はつゆきや ひがしのみやこ おおあわて)
18011 【季語】 初雪 【季節】 初冬


異常なる 十一月も 頂点か
(いじょうなる じゅういちがつも ちょうてんか)
18012 【季語】 十一月 【季節】 初冬


手提げ開け 探してる妻 冬ざるる
(てさげあけ さがしてるつま ふゆざるる)
18013 【季語】 冬ざるる 【季節】 三冬


原発は 売りへと変わる 短なる日
(げんぱつは うりへとかわる たんなるひ)
18014 【季語】 短日 【季節】 三冬


冬の鮨 シャリは仏舎利 寿司あて字
(ふゆのすし しゃりはぶつしゃり すしあてじ)
18015 【季語】 冬 【季節】 三冬


穴惑ひ いつまで生きる 死ぬまでよ
(あなまどひ いつまでいきる しぬまでよ)
18016 【季語】 穴惑ひ 【季節】 仲秋


長き夜や ピンボケ直す 面白さ
(ながきよや ぴんぼけなおす おもしろさ)
18017 【季語】 長き夜 【季節】 三冬


季語不思議 焼き鳥ありて 焼肉なし
(きごふしぎ やきとりありて やきにくなし)
18018 【季語】 焼き鳥 【季節】 三冬


柿落葉 それぞれの顔 自己主張
(かきおちば それぞれのかお じこしゅちょう)
18019 【季語】 柿落葉 【季節】 三冬


柿落葉 濡れて乾いて 朽ち果てて
(かきおちば ぬれてかわいて くちはてて)
18020 【季語】 柿落葉 【季節】 三冬


柿枯葉 下緑あり 上穴に
(かきかれは したみどりあり うえあなに)
18021 【季語】 枯葉 【季節】 三冬


落葉掃き 掃いて掃いても 降り積もる
(おちばはき はいてはいても ふりつもる)
18022 【季語】 柿落葉 【季節】 三冬