俺流俳句 「いちらくいちらく」

俳句で遊ぼ。

あなたも、優しくなれます。
          
          千秀

心の葉

2016年11月23日 | 俳句

買い溜めは 賞味期限切れ 冬の暮
(かいだめは しょうみきげんぎれ ふゆのくれ)
17999 【季語】 冬 【季節】 三冬


池の面に 冬の漂い 銀閣寺
(いけのもに ふゆのただよい ぎんかくじ)
18000 【季語】 冬 【季節】 三冬


心の葉 京のみやげは 今日の冬
(こころのは きょうのみやげは きょうのふゆ)
18001 【季語】 冬 【季節】 三冬
心葉=贈り物をするとき、
季節のもの、生花、造花でとかを
ものに添えて送ることを心葉という。


京の色 冬の似合いし 鬼瓦
(きょうのいろ ふゆのにあいし おにがわら)
18002 【季語】 冬 【季節】 三冬


時雨るるに 地下街便利 傘入らず
(しぐるるに ちかがいべんり かさいらず)
18003 【季語】 時雨 【季節】 初冬


西乾き 東湿りし 落葉かな
(にしかわき ひがししめりし おちばかな)
18004 【季語】 落葉 【季節】 三冬


鳥取三重 福島地震 冬初め
(とっとりみえ ふくしまじしん ふゆはじめ)
18005 【季語】 冬初め 【季節】 初冬


冬めきて 顔面を覆う 白増えし
(ふゆめきて かおもをおおう しろふえし)
18006 【季語】 冬めく 【季節】 初冬


仰ぎ見し 紅葉の色の 多彩振り
(あおぎみし もみじのいろの たさいぶり)
18007 【季語】 紅葉 【季節】 晩秋


歴史をば 知らぬ学ばぬ 時の冬
(れきしをば しらぬまなばぬ ときのふゆ)
18008 【季語】 冬 【季節】 三冬


冬ざるる 祈りの心 鏡に出
(ふゆざるる いのりのこころ かがみにで)
18009 【季語】 冬ざるる 【季節】 三冬


片恋や 憧れかとや 露の霜
(かたこいや あこがれかとや つゆのしも)
18010 【季語】 露霜 【季節】 晩秋




11月23日

2016年11月23日 | 俳句暦


秋のもみじといえば、楓紅葉で有名あるが、
桜の葉の紅葉、桜紅葉も大判の葉が色々に色付く。

時には虫に食われて穴が開いているものもあり、
これまた風情がある。