8月4日 晴れわたった稜線が続く
どこまでも深い紺碧の夏空が広がる。
キャンプや山登りはいつでも楽し想い出だ。
生まれた時から山坂で鍛えた脚力は、どんな山でもひけをとることはなかったのだが、足腰に自信がなくなって歩くことから遠ざかっていた。
踏破した山脈の青い稜線がくっきりと見渡せると、身の程も忘れて無性に昇りたくなる。
中高年の山岳事故が多発している、中高年の枠をはみ出した年代であれば、なおさら無理はしたくない。
折角無料になった安房トンネルを使って、新穂高温泉からロープウエイを乗り継いで、一気に西穂高岳直下まで楽に登る方法もある。