疑似極夜
地平線に姿を見せた太陽は、そのまま地平線を転がる様に移動し、短時間で日没となる、この間地上は徹頭徹尾暮色に包まれ、また暗い夜を迎える。
ここに住んでいると、ノルウエイに行かずとも極夜の擬似体験ができる。
すなわち昼近く木立の隙間に現れた太陽は、そのままの高度で林間を転がり山の端に沈む。
山頂の木立を伐採すれば、日照は画期的に改善できるのだけれど、課題が多く実行できずにいる。
何か妙案は無いものか?
いっそ極夜疑似体験で地域振興を図る手もある。
今年は本物のノルウエイに行きたいと思っている。