オオムラサキ越冬幼虫
年賀に来た隼人君が、境内のエノキの落葉に張りついていた、オオムラサキの幼虫を採取してきた。
明らかに人畜に害を及ぼしそうな容姿である。
オオムラサキがむき出しの幼虫のまま越冬するとはついぞ知らなかった。
聞くと、幼虫は晩秋エノキから地上に降りて、枯葉に包まって冬を越す、翌年の初夏茂ったエノキの若葉をモリモリ食べて蝶になる。
昨年ハウス内で枯死?していたオオムラサキを取り出してカクタスの花に乗せてみた。
冬の蝶の出現で暗い季節が少し春めいた。
この海辺の小怪獣が、夏の雑木林を優雅に飛んだオオムラサキに変身するとは、にわかに信じ難い。