じーまーみ 地豆
ある年の春、知り合いが故あって身を隠すことになり、千葉の田舎に居を移した。
あわただしい出立であったようだ。
その後連絡もなく、木枯らしの吹くころになるとそのことはすっかり忘れていた。
そんなある日殻付きの落花生が沢山送られてきた。
その時八街という地名を知った。
先年沖縄で食べたジーマーミ豆腐が地豆豆腐と気付いたのは旅から帰ってしばらくたってからである。
地豆(じまめ)はもう死語かと思ったりした。
カミさんが落花生の苗を買ってきて畑に植えたのは5月の末頃である。今月に入って地表を覆っていた葉が枯始めたので収穫した。
それは正真正銘の地豆であった。優に百さや以上がざらざらとついていた。
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