常念が見える部屋から

ここから北アルプス常念岳が眺望できます。
季節の移ろいに写真を添えて発信します。

石巻にて

2012年06月18日 | 旅先の風景

 

初めて被災地に両足で立った。

港に近い被災した小学校に向かった。

その光景は地震 津波というより、火災被災を思わせた、津波に浚われた自動車から漏れたおびただしい量のガソリンが波に乗って校舎周辺に漂い、何かの弾みで発火した元火が、水面を覆う厚い揮発油の層に引火して一気に燃えたらしい。

その時の校舎水没状況は判らない、しかし外観に比べて内部には火災の痕跡は薄い、地震や津波で押し倒された、什器・教具・教材が1年を経た現在も、その時のままの姿で残されていた。 報道を通して何回も目にした光景である。

いまだに復興の気配が見えないのは、広大な被災地の活用がまだ決まらないからだという、公園になる可能性もあるらしい。

校舎前の無残に焼け焦げ杭のように立つ銀杏の根元に、確実な再生のドラマをみた。

もし 10年後 この地に立てたなら、広大な記念公園のどこかに、天に向かって伸び続ける若い銀杏を見ることができるかもしれない。

是非見たいと思う。

 

 

 

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卯の花の匂う垣根に

2012年06月15日 | 季節の便り

卯の花が咲いて季節は初夏に移る。

梅雨入り宣言の後 皮肉にも降雨が止まって初夏の暑さが続いている。

畑の土手に空木(ウツギ)がさいて、水田では順調に生育した稲が、風の吹くままに大きく緑の波をうねらせている。

畑では自家用夏野菜の植え付けが盛んだ。

午後から公民館で町会高齢者クラブ(あきば会)第1回 「元気かい!!」 が開催され、出席者(31名)は若返り体操、オカリナ演奏会、大きな声で歌いましょう等 多彩なプログラムを楽しんだ。

 

「大きな声で歌いましょう 」

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枯れたハイビスカス 芽吹く

2012年06月14日 | 季節の便り

 

数年前石垣島から購入してきたハイビスの苗木はまるで丸箸のようだった。

植木鉢に挿した丸箸から芽が出て、それが寒冷地に順応して毎年花を咲かせるまでになった。

しかし昨年の晩秋、急激な気温低下があった朝、戸外に放置したままのハイビスカスは非可逆的損傷を受けてしまった。

それでも いくばくかの期待を込めて鉢を室内に取り込み、冬の間、保温と給水に注意しながら春を迎えた。

しかしながら 枝は先端から徐々に生気を失い、曲げるとポキポキと折れてしまう。

それでも根元に触れるとわずかに残るしっとり感と、生木特有の冷たさがあった。

連休明け 待望の戸外に出した、しかし枯れ木に変化は現れない。

1週間程前 根元のわずかなふくらみが割れて、薄緑の芽が出て、日毎に成長を加速させている。

間違いなく復活すると確信した。

もう戸外で越冬させるという無謀な試みは止めよう。

 

 

 

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たけのこ

2012年06月13日 | 季節の便り

 今朝収穫した筍

 筍は初夏の季語であると思っている。

雪がまだ残る頃、南から送られてくる孟宗の筍もあるが、この辺りでいう筍はこれからが旬である。

種類は多分淡竹(ハチク)だろうと思うが、もしかしたら真竹(マダケ)かもしれない。

竹林の内外をかまわず伸びてくる。

淡竹はアクが少なく味が良いから親戚や近所に配ると喜ばれる。

長野県のある地域では、地産の淡竹筍を地域振興に活用すべく考えているという。

筍汁や筍ご飯が料理の定番だけれど 色々試作しているらしい。

県北部から新潟県では根曲がり竹が知られているがこれは竹でなく笹の子である。

根曲がり竹の子汁に、サバの水煮缶詰が絶妙に合うと聞いた。

ハチクとサバ缶の相性はどうだろうか?近々答えがでる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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農家組合長会アンケート 四葉のクローバー

2012年06月12日 | 農家組合長会

 今はあまり聞かないが4Hクラブという団体があった

頭 心、手、健康をあらわす英語の頭文字から命名された。 四葉のクロバーが図案化されている

7月に開催される「農家組合長 会長会」出席に当たりアンケートを求められた。

難問である 「 農家組合の役割・ 農家組合が抱える課題・ 農家組合活動の活性化・ 協同組合活動のリーダー養成」

親子2代に渡る、れっきとした農業協同組合員でありながら、何も知らない自分がいた。

全国組織であるJA全中 都道府県組織のJA中央会  市町村組織JA農業組合  JA農業組合支所農家組合  農家組合班

私が担当する農家組合は、巨大なJA全国組織の最末端に位置する支所農家組合である。

山間地にあって高齢化、離農が進み荒廃農地が目立つようになっている。

色々思考しているうちに、農を高齢者が自立し、高齢者の生きがいに活用できたらと思い至った。

該当者は私を含めていっぱい居る。

[農業協同組合の「協同」とは力を合わせ、目的に向かって仕事をするという意味です。組合員がお互いに協力し心を合わせることが、協同組合活動の前提になります。これをあらわす標語として、”Each for All  All for One"(一人は万人のために 万人は一人のために) が広く使われます](JA綱領前文より)

 

 

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インターネットを無線で

2012年06月11日 | It環境

 親機のアンテナは物干しを連想する。

インターネットを無線でつなぐのは、今どき当たり前のことらしい。

今までは使用場所が限定されていたから、有線接続で不都合を感じたことはない。

しかし パソコンが複数に増えて、パソコンは専用机に留まらなくなった。

家電量販店に行って無線ランの話を聞くと、驚くほど安価に、信じられないほど簡単に設置できることが判った。

早速セットを購入し説明書に沿って無線ランの設定に取りかかった。

付属のCDをパソコンにセットし、指示通りに作業を進める。

作業はものたりないほどあっけなく終わった。

親機アンテナから発射された電波が家中を駆け巡り、パソコンインターネットは固定電話の子機並みにどこでも使えるようになった。

確かに使えるようにはなったけれど、私が使うのはいつもの場所だけ。

 

 

 

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獣害防護フェンスの威力

2012年06月10日 | 鳥獣害防止対策協議会

点検のため防護柵に沿って歩いた。

柵外に外皮を食べられて白骨の様になった活葉樹が見える。

人間が手入れを放棄した里山は、動物たちの楽園とは程遠い、飢餓地域である。

一見 豊かな緑に覆われたように見える里山も林床には緑が見えず、荒廃がすすんでいることに驚いた。

左側鹿領域 右側人領域 腹を空かせた鹿は、防護柵に沿って夜ごと歩き続ける。

 

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梅雨入り 6月の白い花

2012年06月09日 | 季節の便り

ヤマボウシ

早朝の霧雨が梅雨の前ぶれで、昼ごろついに梅雨前線に包囲された。

6月の白い花が雨に濡れている。

ガマズミ

コデマリ 

 梅雨に入って、ふか緑の中に咲く白い花は、清しくて、日常の垢が落ちる思いだ。

その人が人に向かって説くことを、その人が日常実践していることが清しい。

 

 

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柿の花

2012年06月08日 | 季節の便り

梅花イチゲの小路

珍しく道に黄色の小花が散っていた、見上げると路上にせり出した柿の若葉の間に目立たない花が咲いていた。

梅雨のころ、濡れた路面に敷き詰められたように落花がつもり、踏んで歩くと不思議な感覚を思い出す。

田舎の短い夏休みが終わるころ 路面に落ちた青柿を藁草履の足で思い切り蹴飛ばした。

霜の降りた朝 色とりどりの落葉が路面を埋めて、葉っぱの緑に散らされた赤い水玉模様はサーカスのピエロの衣装だ

民家の古い柿の古木は殆ど切りつくされてしまった。

緑を滴らす朽ちかけた柿の古木を発見して嬉しくなる。

 

 

 

 

 

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弘法山古墳の四季 写真コンテスト

2012年06月07日 | 季節の便り

松本市美術館で入選写真展が始まり、手伝いを兼ねて観てきた。

展示風景

写真展に応募した「桜山と伝説」が教育委員会賞に選ばれた。

拙ブログ4月26日「桜便り 泉小太郎公園」にアップした一枚である。

会場には会長金賞 銀賞 銅賞 市長賞 市議会議長賞と並んで展示されていて面映ゆい。

額に行儀よく収まった伝説の童子は、よそ行きの顔に変わっていた。

 

 

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