ジャコウアゲハの産卵場所はウマノスズクサなのですが,その基本が崩れる例がたまにあります。このことについては,何度か書いてきました。
この程,レモンの葉の裏に産み付けられた卵を2個見つけました(下写真の①)。これは明らかに勘違いの結果でしょう。というのは,レモンの木のすぐ脇にウマノスズクサを植えているからなのです。
②はウマノスズクサに産み付けられた卵です。③は若齢幼虫です。偶然撮れた写真です。こんな近くに二つの植物があるのです。
しかし,あながち間違いと言い切ることもできません。というのは,産卵姿勢を想像すると,レモンの葉に脚を固定して産み付けたと思われるからです。たぶん同一個体が産んだものでしょう。
産卵場所は食草が原則です。しかし,場合によってはとんでもない例も起こりうるわけです。今回の例などは好例といえます。なかなかおもしろい画像が記録できました。
それで,孵化した幼虫はどんな行動をとるのか,見ものです。