自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

2018,ホッカイコガネ栽培記(11)

2018-05-30 | ジャガイモ

ホッカイコガネに実がどっさり。今年も豊作です。ジャガイモにとって特異な天候に見舞われたシーズンでもなかったのに,例年の如く鈴生りです。

 

ミニトマトに似ている,とびっくりする人がいます。ジャガイモもトマトもナス科植物のなかま。

 

ジャガイモの実が生るのは気象によるとか,土質によるとかいわれますが,本質的には実を付けるという種子植物本来の性質をそれだけ濃く受け継いできているか,に左右されます。ホッカイコガネはこの形質が大なのです,「ジャガイモ博物館」によると,実がよく見られる品種として紹介されているのは「キタアカリ」「とうや」「ホッカイコガネ」「こがね丸」「マチルダ」です。

先祖の遺伝子情報を薄めてしまった品種では,ほんの稀に先祖返りする場合があるだけ。たまたま実って,「めずらしい!」「ジャガイモにトマトが!?」などと新聞ネタになるだけの話なのです。

いずれの品種にも昆虫は訪れているはずで,ジャガイモが他家受粉の植物であることを考えると,実を付けるという遺伝的形質が品種改良によってとっくに(ほとんど)失われているとしか考えられません。気象だとか土質とかはまず関係なし,と素人のわたしは解釈しています。一面的な解釈にもとづいて,ジャガイモの結実について語るのはよくありません。

今我が家で育つホッカイコガネでは,どの株にも実が付いています。あるがままの栽培なのでアブラムシもかなり付いています。

 

花から実への移り変わりがよく理解できます。

 

 

実の先に柱頭が残っています。子房が膨らんで実になる変化が見えます。

 

枯れた花弁も残っています。

 

どの花も実に変化。

 

これだけ生ると,イモが肥大しないのでは? そんな心配はまったくありません。研究者が保証しています。わたしはこのまま放っておいて,種子を採取します。今年も大きなイモがゴロゴロと収穫できるのを期待しています。

 

イモも実もたのしむ,これがジャガイモ栽培の醍醐味です。

 


ハナウドで見かけたキアゲハ幼虫

2018-05-30 | キアゲハ

ウォーキング道にて。

今,ハナウドがぐんぐん伸びて花を咲かせています。例年,この草でキアゲハの卵や幼虫を見かけます。ところが今年はちっとも見つからないので,寂しいなあと思っていた先のこと。幼虫が一匹目に留まったのです。

 

久しぶりというのは,なんだかフレッシュな感じがしてワクワク感があります。このキアゲハについても同じです。

 

探せばきっとほかにもいることでしょう。キアゲハがきっちり訪れていて,ほっ。今度は卵を見つけたい!

 


ウラナミジャノメの孵化を観察したい!(4)

2018-05-30 | ウラナミジャノメ

5月28日(月)。ウラナミジャノメの孵化を見逃したら一大事。それで,昼過ぎに新たに同じ要領でジャノメチョウを捕って来てネット内に入れました。夕方見ると,ネットに産卵していました。これで一安心。

 

5月29日(火)。5日目。変化の兆候見えず。

 

5月30日(水)。6日目。変化がくっきり。複眼が形成されています。

 

片方の眼が見えます。

 

両眼が見えます。

 

これはもうぐんぐん変わっていくでしょう。記録するのがますますたのしくなってきました。