前回のシリーズ記事中の卵が孵化しました。翌朝のことでした。明るいときの変化は苦労がないので大助かり! 一つの卵について出終わるまでの経過を報告します。
8:48。注意して観察を続けていたら,頂部に近い側面に穴が開けられ始めました。なんだかもぐもぐとやっている感じ。殻が動き続けます。
9:01。頭が出るだけの穴が開いたようです。幼虫はもう大丈夫と判断したのでしょう。
9:05。やや時間をおいて,そうして出かけました。いよいよ誕生の瞬間です。
9:05。頭部がすっぽり出て来ました。頭に備わった器官がすべて確認できます。
9:06。前脚が出ると,もう大丈夫。
9:07。脚が出揃いました。あとすこし。
9:08。とうとう出終わりました。腹端が出終わったばかりで,まだ宙に浮いています。
穴を開け始めてからおよそ20分間の誕生物語です。神々しい雰囲気が漂っています。
この後のしぐさがじつにユニークでした。次回にご紹介しましょう。
(つづく)