自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

ツマグロヒョウモン,産卵(5)

2018-05-08 | ツマグロヒョウモン

前回のシリーズ記事中の卵が孵化しました。翌朝のことでした。明るいときの変化は苦労がないので大助かり! 一つの卵について出終わるまでの経過を報告します。

8:48。注意して観察を続けていたら,頂部に近い側面に穴が開けられ始めました。なんだかもぐもぐとやっている感じ。殻が動き続けます。

 

 

9:01。頭が出るだけの穴が開いたようです。幼虫はもう大丈夫と判断したのでしょう。

 

9:05。やや時間をおいて,そうして出かけました。いよいよ誕生の瞬間です。

 

9:05。頭部がすっぽり出て来ました。頭に備わった器官がすべて確認できます。

 

9:06。前脚が出ると,もう大丈夫。

 

9:07。脚が出揃いました。あとすこし。

 

9:08。とうとう出終わりました。腹端が出終わったばかりで,まだ宙に浮いています。

 

穴を開け始めてからおよそ20分間の誕生物語です。神々しい雰囲気が漂っています。

この後のしぐさがじつにユニークでした。次回にご紹介しましょう。

                                         (つづく) 

 


野草の発芽(7)~アメリカセンダングサのその後~

2018-05-08 | 植物

5月8日(火)。

播種した野草のうち,成長が一番早いのはまちがいなくアメリカセンダングサです。本葉がどんどん出て来ています。高さは10cm。なんだかたくましさを感じてしまいます。

 

キク科らしい姿です。

 

密に種を蒔くと,なかま同士で光取り競争が始まります。

 

子葉に種皮が残ったままのものもあります。

 

実験的栽培で,野草の姿の一面が見えて来ます。