自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

シロツメクサと,卵なのか蛹なのか

2018-05-12 | 昆虫

ツバメシジミの卵を探しているとき,偶然目に入ったのが卵か蛹。 0.5mmの大きさもなさそう。

 

埃かなと思い,吹いたところ飛びません。軽く指を触れたのですが,こうしても落ちません。持ち帰って,詳しく調べるとなにかの卵だと判明。上から見ると下写真のように丸いかたちをしています。

 

やや下から見上げるようにして撮ると,長細いことがわかります。よく見ると,下にまん丸い穴が! この小さな卵からなにかの幼虫か成虫が出て行ったのでしょう。 

 

わたしが愛用しているコンデジの限界に挑戦する気持ちで接写。いったいなにが出て来たのか,うんと知りたくなりました。また,シロツメクサとつながりがあるのでしょうか。 

 


ジャコウアゲハ観察記(その378)

2018-05-12 | ジャコウアゲハ

翅がずいぶん傷んだジャコウアゲハのメスが食草ウマノスズクサを探し求めて飛んでいました。そして,木の陰に生える食草を見つけて,産卵を始めました。

その姿と卵を結んで考えると,なんとも痛々しいというか,懸命さが伝わって来るというか,いのちの荘厳さを感じずにはおれませんでした。母の強さというものかもしれません。

 

木陰に生えるウマノスズクサを見つけて,産卵の準備をしています。

 

一回目の産卵後,ややあって再び産卵。ちょうど卵が出て来るところをとらえました。

 

翅といい,体色といい,すっかり色褪せています。死が迫っています。この成虫は産卵後,近くの花にとまって吸蜜をしました。最後のエネルギー補給をしていたのかもしれません。