自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

ウラナミジャノメ,産卵!(1)

2018-05-09 | 昆虫

畑仕事をしているときのこと。すぐ目の前にウラナミジャノメがやって来て草にとまりました。それを見ながらわたしが移動すると,びっくりしたのか,舞い上がってそうして近くに降りました。 

「ははーん,これは産卵近しというとことだな」と直感。とりあえず成虫を写真に収めました。

 

その後また舞い上がって別の場所に着地。この辺りに執着心がありそうです。またまた舞い上がって,着地。今度は草刈りで倒され,枯れている草の上です。着地後すぐに歩きかけました。これは間違いなく産卵行動のようです。ほんの少し歩いただけで産卵姿勢! 産んだのです。その瞬間を撮影できなかったのが残念。びっくりさせてはいけないと思ったのです。

そして舞い上がって,また別のところに着地。ここでも全身の写真を撮っておきました。

 

引き返して卵を確かめました。ありました,ありました。水色に澄み切ったきれいな丸い卵です。表面は規則正しい紋様になっています。それは,高さが5cmにも満たない,頼りないハコベの葉の裏に付いていました。

 

なぜこんなところに産み付けたのでしょうか。イネ科植物ならわかりますが,ふしぎです。でも,ほんものの卵を自然界で見つけることができました。ラッキー!

 

もちろん,孵化までを追うことにしています。今回がシリーズの一回目です。

 


野草の発芽(8)~セイタカアワダチソウのその後~

2018-05-09 | 植物

5月8日(火)。

セイタカアワダチソウの芽生えぶりはゆっくりしています。急に大きくなるという感じではありません。それに,芽生えていない箇所がはっきりと出ています。つまり,発芽可能な段階にまで成熟したものと,そうでないものとが明瞭にわかれているということです。あちこちの種子を採取して来て播種したのは正解だったようです。

子葉の間から,本葉がラッパ風に顔を覗かせています。

 

大きく開いた本葉が見えます。

 

一部を見てみると……。

 

中にはずいぶん大きくなった本葉もあります。もうすっかり自立して光合成を行っています。

 

栽培をとおして芽生えを観察すると,“この植物”らしさがはっきり確認できます。