この3連休、珍しく家族の誰にも予定が入っていなかったので、
「2006年のお出かけ始め」をしましょうということになりました。
特に行かなければならない所は無かったのですが(スタンプラリーはオフシーズンですし)、山方面は大雪なので、行けそうな所は千葉方面。
となれば、鴨川シーワールドでしょう!?
(またまた手元に招待券がありますし)
ということで、久々に早朝出発となりました。
ルートはうみほたる経由で、きっちり開園前に到着しました。
(さすがに、この時間でこのルートだと3時間かからずに着くことができます)
シーワールドでは、いつもの通りの海獣達で、息子は「そろそろ飽きてきた」と言いますが(まだまだ若い!?)シャチ・ファンの私は何度来ても飽きません。
(もっと近くに住んでいたら、絶対に"年間パスポート"を買って通っちゃう!!)
今日は特に、水中の姿をメインに楽しみました。
(左から
シャチのおなか
UFOみたいだけれど、クラゲ
ひっくり返って突進してきたセイウチ)
昼過ぎに鴨川シーワールドを出ました。
当初の予定では、
「帰りに鋸南の水仙(日本の水仙の3大産地なのだとか)の写真を撮って、ばんやで美味しいお魚を食べて、サッサと帰りましょう。」
というつもりだったのですが、鋸南までの道を地図で見ていたら
「八房伝説の里」という文字を見つけました。
八房といえば「南総里見八犬伝」
そういえば、このお正月にドラマも見たし、まだ時間も早かったので立ち寄ってみることにしたのですが、この時既に、玉梓が怨霊に取り憑かれてしまっていたのではないのかと.....。
最初に訪れた場所は
「犬掛の里」というところで、八房が生まれたとされる所だそうです。
(今年のドラマでは、八房の"や"の字も登場しませんでしたが、やはり八犬伝は、この犬がいなかったら始まらないと思います)
昔見た、NHKの人形劇のストーリーがだんだんと浮かんできて、こうなったら地図に載っている「伏姫籠穴」も見に行かなくては、ということになりました。
ところで、このとき見ていた地図は、ごくごく普通の道路地図で、名所・旧跡には地図上にポツっと点が付いていますが、その周りの細かな道はよく分かりません。
(そりゃあ、確かに何万分の一という地図では、そこまで要求するのが無理というもの...)
我が家の行動パターンとして、「実際の道筋や高低差は一切無視して、地図上の目的地へなんとしてもたどり着く」というのは、いつものことなので、今回もその大雑把な地図から、「伏姫籠穴」を目指すことにしました。
地図を見ると、どうやら富山(漢字で書くと同じになってしまうのですが「とやま」では無くて「とみさん」です)の登山道の途中にあるようです。
それを目当てに走っていたら、目的地そのものの看板は無かったのですが「富山→」の看板を見つけたので、それに沿って進んでみることにしました。
その道は、集落やみかん畑の間をぬって、どんどん登っていきます。
途中で「これって登山道?」とか思ったのですが、細い道ですが一応舗装もしてあるし、上から下りてくる車ともすれ違ったので、とにかく行ってみることにしました。
(我が家のワゴちゃんは4駆ではないですが、前任のワゴちゃんもこういう道はしょっちゅう走らされていたし、2代目にもガンバッテいただかないと...)
ハイキング中の方に避けていただきながら、なんとか展望台までたどり着くことが出来ました。
展望台の脇に「伏姫籠穴→」の案内が立っていたので、ワゴちゃんには暫くここで休憩して貰って歩いていってみることにしました。
100メートルくらい進んだところに、また「伏姫籠穴→」の標識が立っていて、そこからは山を下る方向に矢印が向いています。
で、そちらの方向へ。
(このときもまだ、せいぜい10分くらい歩けばたどり着くと思っていました)
ところが.....
道は、丸太で土留めした階段で、行けども行けども下に続いています。
目的の「伏姫籠穴」にはいっこうに着かないし、案内板もありません。
何度か途中で引き返そうかと思いましたが、息子はサッサと一人で行ってしまい、どこにいるのやら.....。
山道を下ること1時間弱。
このまま行くと、あんなにワゴちゃんで一生懸命登ったのに、完全に平地まで歩いて下ってしまうのでは、と思われた頃、やっと建物らしきモノが見え、目的地に到着しました。
見ると、その前に何台かの車が停まっていて、本当はコッチが地図に出ていた道?(きゃ~)
無事に目的は達成したモノの、時刻は既に午後3時。
果たして日没までに、山頂で待っているワゴちゃんまで帰り着くことが出来るのでしょうか...?
「このまま今日はワゴちゃんは山頂で野宿して貰って、明日迎えに行くっていうのは...?」
という私の提案は父子に無視され、でも「もう、私はココに棄てていっていいから...」というと、とりあえず手を引いてくれる息子には感謝しつつ、来た道を戻っていきました。(戻る。というか...これから登山!)
上から下りて来た人が、すれ違った後「これから登るんじゃ、日が暮れちゃうのに...」という声に
「上まで行ったら、歩いては下りてこないんですよ~っ」と心の中で叫んで、ただただ黙々と登っていきます。
山登りをすること約30分。
「伏姫籠穴→」の案内まで戻ってくることができました。
先に着いていたでんかが「見てココ」と言います。
見たら「伏姫籠穴→」の文字の下にボールペンで小さく40分から1時間と書いてありました。
標識を立てた人ではなくて、誰かが親切で書いておいてくれたようです。
消費者金融のCMではないけれど「ちゃんと確認しなくちゃね」
ということなのでしょうが、もっと大きな字で書いておいて欲しい!と思ったのは、我が家だけでしょうか.....。
無事にワゴちゃんと共に日没前に富山を後にすることができました。
新年早々「富山で遭難!」なんて記事に載らなくて、本当にヨカッタです。
山登りをしながら
「コレって玉梓が怨霊のたたり?」と話していたのですが、よくよく考えてみたら、今日回った史跡のどこにも玉梓の名前は無く、
と、すれば、これは伏姫か八房の仕業でしょうか?
いやいや、犬は健脚を表すモノでもあるらしいので、これは今年は「足腰をちゃんと鍛えましょう!」という啓示ということで...。
(でも、明日の朝が恐い.....)