元ラーメン屋店主のツイート集

ラーメン屋を10年経営し、今は閉店し、介護士をしています。

#14:ジョン・ペトルーシ(John Petrucci)

2008年04月22日 | 魂のギタリスト聖典
超絶技巧派集団「ドリーム・シアター」の天才的ギタリスト
が「ジョン・ペトルーシ」です。

「ロック系のギタリストでテクニック的に一番は誰?」と
聞かれたら、迷わず「ジョン・ペトルーシ」を挙げます。

複雑、難解なメロディやリズムを完璧にこなし、楽曲の
タイプも「何でもござれ」です。「ライブ・アット・武道館」
や「G3」のライブでの完璧な正確さには驚きます。
スタジオ・テイクと寸分代わらない演奏をライブで再現しています。

バークリー音楽学院という音大生で結成したバンドゆえ、不良上がり
のバンドとは演奏力の完璧さが違います。

プログレッシブロック低迷期に、プログレッシブ・ヘヴィメタルで
業界を再沸騰しました。皆さんもご存知のように、2000年代には
プログレッシブ・ヘヴィメタル系バンドがウジャウジャとデビュー
しましたが「ドリーム・シアター」が、畑を耕し、種を蒔いた
功績が、今ようやく実っていると思います。

ハードロック/ヘヴィメタル界には、レコーディングで複雑・難解
なトリッキーな演奏を詰め込み過ぎて、ライブでは再現不能な
ギタリストも少なくないです。

良い意味で「リッチー・ブラックモア」「ジミ・ヘンドリックス」
「ジミー・ペイジ」「エリック・クラプトン」とかの人間味溢れる
演奏に比べると、「ジョン・ペトルーシ」は寸分の隙も無い完璧す
ぎる演奏ゆえ、機械的な感じにも受け取れます。

「ポール・ギルバート」や「スティーヴ・ヴァイ」と並び、日本の
ギターメーカーであるアイバニーズの普及に大貢献しましたが、
「ジョン・ペトルーシ」は近年「アーニーボール」(ミュージック・マン)
に乗り換えました。

◆ドリーム・シアターのオススメCD
イメージ・アンド・ワース

#13:スチュアート・スミス(Steuart Smith)

2008年04月22日 | 魂のギタリスト聖典
日本では無名のスタジオミュージシャンですが、
「スチュアート・スミス」唯一のソロ作
「ヘヴン&アース」は素晴らしいハードロックです。

あまりに無名すぎて、何の情報もありません。
「スチュアート・スミス」の歴史も何にもわかりません。

作曲面、ギタープレーなど完璧な「リッチー・ブラックモア」
です。何から何まで「リッチー・ブラックモア」で、ゲスト
参加が「ジョー・リン・ターナー」「グレン・ヒューズ」
と「リッチー・ブラックモア」フォロワーぶりを披露して
います。

しかも、「サンクス・リッチー・ブラックモア」とプリントされ
ているので「リッチー・ブラックモア」に捧げるアルバム
でしょうね。

ここまで完璧な「リッチー・ブラックモア」演奏で、オリジナル曲
だから、「リッチー・ブラックモア」の新曲を聴けたような
得した気分に成れるアルバムでした。

「イーグルス」の専属サポート・ギタリストでもありますが、
いつの日か自身のバンドで再びアルバムを出して欲しいです。

#12:ジミー・ペイジ(Jimmy Page)

2008年04月22日 | 魂のギタリスト聖典
ハードロックの生みの親「レッド・ツェッペリン」が
ハードロック界に与えた影響は計り知れず、ハードロック
界最強のバンドと言っても過言ではありません。
「ジミー・ペイジ」が集め結成した奇跡的なメンバーが
繰り広げる音世界に誰しも魅了されました。

その人気は今も健在で、今年行われたロンドンでの
一夜限りの再結成公演には1億6000万件の
チケット注文が殺到したようです。

「ジミー・ペイジ」は15歳でセッション・ギタリストや
スタジオ・ミュージシャンや音楽プロデューサーをしていま
した。
63年から65年は、1日何曲ものレコーディングが毎日
詰まっていて、当時ロンドンでレコーディングしたシンガー
のバックギターは全て「ジミー・ペイジ」とすら言われて
います。

売れっ子ミュージシャンに成ったものの、日々の
スタジオワークにいささか疲れ果て、一度は辞退していた
「ヤードバーズ」ベーシストで加入をしました。後に
ギタリストとし「ヤードバーズ」をやっていましたが、
人気も低迷で、メンバーを一新しました。

「ジミー・ペイジ」は、スタジオミュージシャン時代の
人脈をフル活用し、一流の技能で売れていないプレイヤー
を探しだし「ニュー・ヤードバーズ」は再始動します。

「ニュー・ヤードバーズ」は「レッド・ツェッペリン」
へと改名をしました。

「レッド・ツェッペリン」に捨て曲なし、と言うほど
駄作という楽曲が殆ど無いです。スケールが大きい
ダイナミックな演奏や楽曲、斬新なスライドバーの使い方や
変則チューニングなどで、単調ではないブルース音楽の
新時代を築きました。

僕は「レッド・ツェッペリンⅢ」を最初に聴いたので
「ジミー・ペイジ」のアコースティックギターに魅了され
ました。そして、1st、2nd、4thと聴くほどに
ハマリました。「ジミー・ペイジ」はロック史に残る
名リフを数多く生み、僕はギターソロパートよりも
リフやバッキングに強い影響を受けました。

また、演奏している姿がカッコよすぎます。ストラップを
下げて太ももあたりで弾くのも「ジミー・ペイジ」が最初
だと思います。テルミンやバイオリンの弓だって、演奏面
というよりもステージングのパフォーマンスに重きを
置いた演出だと思います。

インド、モロッコ音楽の導入などのプログレッシブ的な
音楽性も「レッド・ツェッペリン」の魅力です。
「ビートルズ」もインド音楽を導入したりしていました。
「エアロスミス」「イングヴェイ・マルムスティーン」
などもエキゾチックな楽曲を作っていますが、インド音楽
はロックにも影響を与えていますね。余談ですが
「クイーン」の「フレディ・マーキュリー」はインド人
です。

「ストラト・キャスター」ブームは「ジミ・ヘンドリックス」
が作り、「レスポール」ブームは「ジミー・ペイジ」が
作りました。エレキギターの2大ギターは、ハードロックの
創始者達により普及しました。

◆レッド・ツェッペリンのオススメCD
聖なる館

◆カバーデイル・ペイジのオススメCD
カバーデール・ペイジ

◆ジミー・ペイジ&ロバート・プラントのオススメCD
ノー・クオーター

#11:ピート・レスペランス(Pete Lesperance)

2008年04月22日 | 魂のギタリスト聖典
「ハーレム・スキャーレム」のギタリスト
が「ピート・レスペランス」です。

ハードロック低迷期に出てきたギタリストだけに注目は
低いかもしれませんが、ヤングギターの「ピート・レスペランス」
の連載は非常にわかり易く為になりました。超絶技巧的な
演奏からエモーショナルな演奏まで自由自在なプレイヤーです。

カナダが生んだ「ハーレム・スキャーレム」は、
1stアルバムから高レベルなヘヴィメタルを聴かせました。
ユニゾンギターや分厚いコーラスや旋律には新鮮さもあり
ました。1st、2ndと名盤を生み、今後最も期待できる
新人と言われていたが、3rdのグランジ&オルタナティブ
路線がヘヴィメタル愛好家の反感を買い人気は急失速しました。

しかし、手探りながら、パワーポップ路線に落ち着き、バンド名
も「ラバー」と改名。「ラバー」改名後、売り上げがあからさまに
落ち、あわてて「ハーレム・スキャーレム」に名前を戻しました。

「ハーレム・スキャーレム」の多くの楽曲は「ピート・レスペランス」
が手がけました。ソングラーターとしても、プレイヤーとしても
一流でありながら人気が「そこそこ」止まりなのが惜しいです。

◆ハーレム・スキャーレムのオススメCD
ムード・スイングス

ウエウトの釜玉うどん

2008年04月22日 | 唐津の大衆食名店
僕はウエストのうどんが大好きでした。

正確に言うと、福岡のウエストのうどんは旨かった
です。

「うどんウエスト唐津店」はスープも麺も「ウエスト」
っぽくなく、数回しか行っていなく、久々です。

新作の釜玉うどんと、鶏ごぼううどんがCMでやっていて
旨そうだったので行きました。

僕は釜玉うどんが大好物なので期待しました。

でも、普通は、釜玉うどんは、茹で立てうどん麺と、生卵、
ネギに生醤油のみです。

「うどんウエスト」は有難くないアレンジをしちゃっています。
茹で立て麺に温泉卵、かつお節、刻みノリ、醤油です。
温泉卵じゃ、トロミが足りませんし、ドロドロ卵白が無いと
ちょっと違います。それより、何より、麺がズンダレです。
つけめんでも、冷やし中華でも、油そばでも、パスタでも、
ザルうどんでも、汁に浸かっていない麺料理は、麺が命です。
あんなに成るまで茹でたら麺のコシなんて皆無です。

確かに、九州うどんは「コシくだけ」という、コシが無い
やわやわ麺が好まれていますが、讃岐うどんスタイルの
釜玉うどんで「コシくだけ」はやめてほしいです。

あれなら、カト吉の冷凍うどんで自宅で釜玉うどん作った
方が旨いです。

口直しに「鶏ごぼううどん」を注文すると、完売でした。

仕方なく「ごぼう天うどんに、かきあげトッピング、硬麺」
を注文しました。
「うどんウエスト」の素晴らしい所は、揚げたて
の天ぷらです。うどん屋は、揚げ置きの店が多いです。
うどんの汁ですぐにジトーッと湿るから、衣がカリカリして
いなくてもイイって事でしょうが、揚げたて天ぷらの旨さと
時間がたった天ぷらは別物です。熱々をハフハフ言いながら
食べるのが旨いです。

作家の司馬遼太郎は「揚げて10秒以上経った天婦羅は
食わぬがマシ」と言い、カウンターの天婦羅屋で、1品づつ
揚げてもらいながら酒を楽しんでいたようです。
天婦羅屋側も注文が入るまで一切揚げず、司馬遼太郎が「獅子唐1本」
とか注文し、司馬遼太郎は、揚げ上がるのを見つめながら
グビグビ飲んでいたようです。

「うどんウエスト」は丸天も揚げたてで旨いけど、ここの「かき揚げ」
は絶品です。また、かき揚げを別皿で持ってきてくれる所あたりが
嬉しいです。箸で崩しながら、少しづつ、うどんに入れると
サクサクとフワフワの中間的な旨みが、最後まで楽しめます。
「かきあげ」のエビのプリっと感もたまりません。
ごぼう天もやっぱり旨いです。九州では、うどんの王道「ごぼう天」
が九州以外には殆ど無いのが不思議です。

代わりに、うどんに、コロッケや、トンカツや、から揚げを入れて
いる店があります。何でも入れりゃイイってもんでも無いでしょうに。

暴走軽自動車のトリッキー運転

2008年04月22日 | 唐津・からつ・カラツ・KARATSU
映画「激突!」さながらの恐怖が起こりました。

仕入れや、喫茶店でボーっしに行くため車を
走らせていて、パッとバックミラーを見たら
凄い勢いで迫ってくる軽自動車がいました。

気づいて、すぐに僕の車の真後ろに迫ってきて、
その車は追い越し車線に移動、直後方向指示器も出さず
僕の目の前に急ハンドルで入ってきた。その距離1メーター
未満で僕が急ブレーキをかけなければ100%ぶつかって
いました。

その車は、相変わらず方向指示も出さずに、右車線、左車線
を行ったりきたりしながら、クラクションを鳴らされても
お構いなしで、信号を無視し走り去っていきました。

公道で100キロ以上出しちゃいかんですね。

それにしても、あんなマナーが悪い運転手がいるから事故な
んて無くならないんでしょうね。

ゴッド・タン~キス我慢選手権

2008年04月22日 | テレビ番組
キス我慢選手権のDVDをレンタルしました。

ベロベロに酔っ払った芸人が、女の子のキスの
誘惑に1時間耐えるだけの企画です。

バナナマンの日村や、おぎやはぎの小木は前座
で、所詮は前菜です。

やっぱり「劇団ひとり」と「みひろ」のアドリブ
劇場です。

僕は「劇団ひとり」の1人コントが大好きですし、
AV女優の「みひろ」も大好きです。だから、
この2人が繰り広げるアドリブはかなり楽しめ
ました。

「笑福亭鶴瓶」の「スジナシ」のDVDも全て見ま
したし、「爆笑問題」のアドリブ芝居も見ましたが、
僕はどうもアドリブ劇が大好きみたいです。

「キス我慢選手権」のアドリブ芝居には、何故か
胸がキュンキュンし、ジーンとくるシーンさえ
ありました。

「キス我慢選手権」は放送時間の都合もあり、
何週にも引っ張っていましたが、それが一挙見れる
のは嬉しいです。

銀河堂唐津店:閉店セール

2008年04月22日 | 唐津・からつ・カラツ・KARATSU
銀河堂唐津店が来月で閉店なので覗いてきました。

半額セールの中古CDは在庫がだいぶ少なくなっていて、
欲しいCDは何も残っていませんでした。

コミックは10%OFFと、あんまり安くなっていません
が、店内を見てまわりました。

以前、当店のお客様用本棚に誰かが置いていった「Y氏の隣人」
が、なかなか深い内容で面白かったので、「Y氏の隣人」の
シリーズを7冊と、大好きなリアル検証コミックの「MMR」
を4冊と、戦国武将モノのコミックを4冊購入しました。

銀河堂唐津店の常連客ではありませんが、大型古本屋が
ブック・オフ唐津店だけに成り寂しいです。

激突!

2008年04月22日 | 映画レビュー
スティーヴン・スピルバーグの初監督作品を見たくて
本作を見ました。正直、ブッ飛びました。

今や超絶スタントやVFXの映画に見慣れているので
カーチェイスごときの映画で驚く事なんて無いと
思っていました。

でも、本作はカーチェイスのみです。

ゆっくり走っているタンクローリー車を追い越した瞬間
から平凡なサラリーマンの悲劇が始まります。

ラストまで、ずっとずっとタンクローリー車が高速運転で追っか
けてきます。少しでもスピードを落とせば、ガンガンと
ぶつけてきます。タンクローリー車が鳴らすクラションや
バックミラー越しにどんどん近づいてくる恐怖はホラー
さながらです。

なんとか難を逃れ、路方の草むらに逃げ込み、タンクローリー車
が遥か遠くに行くまで身を潜めても、車道に戻り走り出すと
タンクローリー車が待ち構えていて、また追ってきます。

B級映画で駄作ばりの設定でありながら、こんなに興奮し、
恐怖感が襲いまくってくるなんて、改めてスピルバーグの
凄さを知りました。

無名の俳優だって、出演者が少なくても、低予算でも、
撮影に13日でも良い映画が作れる事を証明した歴史的遺産
的な映画ですね。

ディパーテッド

2008年04月22日 | 映画レビュー
本作は香港映画の大ヒット作のハリウッド・リメイク版
です。

この映画は、ラストシーンを除けば名作です。

州警察官が警察内部にも極秘で、長年マフィアに仲間入り
し潜入捜査をし、警察に情報提供する映画です。ま、
ここまでならありふれています。

しかし、マフィア側からも州警察に潜入させ、順調に出世し
警察の上層部に就きまいした。警察内部
情報をマフィアに筒抜けな体制に成っています。

マフィアに成り切った警察と、警察に成り切ったマフィアの
互いの内部情報を漏らし合う情報戦です。

手に汗握る展開に興奮しながら見ていましたが、引っ張りまくっ
たレオナルド・ディカプリオがラストで誰だか分からないような
警察風マフィアから殺され、その後マット・デイモンもあっさり
殺され、主人公達はバタバタ殺されるなんとも後味の悪いラスト
でした。

マリー・アントワネット

2008年04月22日 | 映画レビュー
ルイ16世の王妃で、贅沢三昧の生活で国を財政難に
陥らせ処刑された悪名高き「マリー・アントワネット」
を描いた映画です。駄作とは言わないまでも、面白く
なかった。

ヴェルサイユ宮殿の豪華絢爛で優雅な日々のストーリー
が延々と続き、世継ぎの子供がなかなか出来ない苦悩や
「マリー・アントワネット」の不倫の話で引っ張りすぎ
です。

財政難に陥り、貧困に喘ぎ、市民が暴徒化し反乱を
起こす所をもっとクローズアップしてほしかったです。

ラストは「マリー・アントワネット」の処刑と思いきや
ヴェルサイユ宮殿から逃げるシーンで終わるなんて、
下げが無い落語みたいなものです。

全体的にボヤけた感じの淡々とした映画で「マリー・
アントワネット」の悪女ぶりを描くには不十分な気が
します。

一番の問題は音楽です。映画の雰囲気なんてお構いなし
で現代風のポップチューンばかりでが不自然に使われて
いて終始違和感だらけでした。

不味い!/小泉 武夫 (新潮文庫)

2008年04月22日 | 小ネタ
この「不味い!」は、読み物としてなかなか面白かった
です。

大学教授の小泉 武夫は、世界中を飛び回りながら珍品
奇品を食べまくって不味い食べ物の体験話を本書で一気に
吐き出しました。

少数民族の奇妙な食べ物でも、一応はその部族達が食べて
いる物を食べるぐらいはまだ分かります。

でも、小泉 武夫の好奇心は底知れずです。

食べれるのか食べれないのか不確かな物を自分で捕まえ
食べたりしています。ヘビ、ウジ、カブトムシ、セミ、羊の血、
毛虫、カメムシ、カラス、猫など、食べ物には絶対に見えない
物を食べたくなる好奇心が流石に研究者ですね。

不味い物の科学分析から、世の中での食の扱いに対する
痛烈な批判など、わかりやすい文面でテンポよく書かれて
いて、娯楽本とし楽しめる一冊でした。

#10:ブライアン・メイ(Brian Harold May )

2008年04月21日 | 魂のギタリスト聖典
華麗な美しさとエネルギッシュさを備えた
クリエイティブ・バンド「クイーン」
の生命線が「ブライアン・メイ」です。

「クイーン」とはインテリ集団で、メンバー皆高学歴
で「ブライアン・メイ」も天文物理学の博士号を取得
しています。

「ブライアン・メイ」の父親が電子技術エンジニア
という事もありメインギターの「レッドスペシャル」
は、100年以上前から暖炉の木材を削り、父子の
共同制作で作り上げました。バーンズ製のピックアップ
も自らコイルを巻きなおしたようです。ブリッジや
トレモロユノットまでアルミの削り出しで自作する
所が凄いです。

トレブルブースターまで自作で、VOXアンプの
名器AC-30と繋ぐ事で、個性的なサウンドを
具現化しました。

そして、ほかに類を見ないのが、ピックの代わりに
6ペンスコインです。近年はオーストラリア5セント
コインに代えたようです。

当時のトラック数が少ないレコーディング技術では信じ
られないオーバーデバイング(多重録音)による、
バンド・オーケストレーションを実現化しました。

ギターソロは凄くダイナミックで、計算され尽くした
構築美溢れる壮大なるフレーズです。

「クイーン」時代はコーラス程度でしたが、ソロ活動
以降はギター兼ボーカルを務め、見事な歌声を披露
してくれています。

僕は中学、高校時代に少ない小遣いからやり繰りし、
「クイーン」の全アルバムを揃えました。楽曲の良さ
「フレディ・マーキュリー」のオペラチックな歌声
は勿論「ブライアン・メイ」の多彩なサウンドに
魅了されました。あくまで楽曲重視であり、テクニック
は必要な箇所に当てはめるパズルのピースみたにな
奥ゆかしさにも魅力を感じました。高度なテクニック
を持ちながら、テクニックを見せ付ける路線には走らない
あたりにイナセな職人気質を感じます。

「ブライアン・メイ」はライトハンドも度々使いますが、
必要最低限です。ひたすらライトハンドで見せ付ける
ってタイプのプレイヤーではないです。

ソングライターとしての才能も高く、今後100年後、
200年後と伝わる音楽だと思います。

「コージー・パウエル」と「ブライアン・メイ」の共作
も深い感動を受けました。

「クイーン」のオリジナルメンバーは、「ブライアン・メイ」
と「ロジャー・テイラー」だけで「クイーン」再結成をしまし
たが、CDやDVDを見聞きすると悲しくなります。
ベテランの余裕たっぷりの演奏ですが「クイーン」名義で
「クイーン」以外の楽曲をやり過ぎです。メンバーのソロ
曲や「バンド・カンパニー」や「ジョン・レノン」の歌なんて
「クイーン」名義のライブで聴きたくないです。
「フレディマーキュリー」が他界した以上は、「クイーン」伝説
は封印すべきだったと思います。

◆クイーンのオススメCD
ライブ・マジック

◆ブライアン・メイのオススメCD
バック・トゥ・ザ・ライト~光にむかって

#9:ジミ・ヘンドリックス( Jimi Hendrix)

2008年04月21日 | 魂のギタリスト聖典
「ジミ・ヘンドリックス」に影響を受けていないロックギタリスト
なんているのだろうか?いや、いない・・(断言)

仮に「ジミ・ヘンドリックス」から直接的な影響を受けて
いないとしても、ギター・ミュージックの発展を3年弱という短期間で
成し遂げた功績の恩恵を受けていないギタリストなんて皆無に等しいです。

「ジミ・ヘンドリックス」は「サイケデリック・ロック」と
ジャンル分けされる事が多いけど、
「レッド・ツェッペリン」以前に「ジミ・ヘンドリックス・
エクスペリエンス」が、ハードロックというジャンルを生み出した
と思います。

「ノーキン・エドワーズ」や「ハンク・マーヴィン」
「カール・ウィルソン」の時代は
エレキギターで透明感のある音、クリーンなサウンドを追い求めて
いました。そんなギターミュージックがスタンダードな時代に
「ジミ・ヘンドリックス」はエグいサウンド、歪んだサウンド、
ノイズ混じりの音をアンプメーカーやギターメーカーやエフェク
ターメーカーに発注していました。機材メーカーは、どうやったら
もっと綺麗な音になるか研究開発していた時代に「もっともっと
歪んだサウンド」と言うから、相当な変人扱いだったようです。
「ファズ」の製作者曰く「ジミ・ヘンドリックス」は製作者の
想定範囲以上のサウンド効果や斬新なバリエーションを生んだ
ようです。

エレキギターの代名詞的なフェンダーのストラトキャスターは、
売上不調で生産中止寸前に「ジミ・ヘンドリックス」が使い
一気にエレキギターのトップへと返り咲きました。

そして、ロックギタリストの殆どがやっている半音下げチューニング
も「ジミ・ヘンドリックス」が深いチョーキングが出来るように
編み出しました。

「ジミ・ヘンドリックス」の一番の魅力はインプロビゼーションです。
すなわち、アドリブ・即興です。リックを覚えバリエーションを増や
しインプロビゼーションするスタイルでは無く、その場の感情のおもむく
ままに表現します。常に音を探しながら演奏しているような、緊張感が
こもった演奏は、そういう一音一音に「ジミ・ヘンドリックス」の
魂がこもっているから成せる演奏です。「ジミ・ヘンドリックス」の
演奏は、同じ機材を使っても、一流プレイヤーが高等テクニックで真似て
も再現できません。「ジミ・ヘンドリックス」の演奏は
「ジミ・ヘンドリックス」だけのものです。

「ジミ・ヘンドリックス」は、楽曲のクオリティや演奏や歌は勿論ですが、
若者の心を射抜いたパフォーマンスも大きな功績になっています。
右利き用ギターを左で弾くのはシールドジャック、アーム、ボリュームや
トーンのつまみがギターの上部にきた方がカッコイイって理由だけです。
明らかにハイトーンが弾きにくく成るけど、見た目重視です。
でも「ジミ・ヘンドリックス」の側近の話では、「ジミ・ヘンドリックス」
は右手でのほうがギターが上手いらしいです。ただ、右手で全てをやり
尽くしてしまったので左手で弾いたって言っていましたが、多分
後付けの伝説でしょうね。

「ジミ・ヘンドリックス」のギタークラッシュは、偶然的に生まれました。
ロック界一の激しいステージだった「ザ・フー」が暴れ狂い、熱狂的な
ライブを展開した後「ジミ・ヘンドリックス」が出番で、「ザ・フー」
の興奮を引きずっている観客に注目をさせる為に、ギターを叩きつけ
粉砕しました。一気に観客の流れを掴み、ジッポーオイルをギターに
吹き付け火を着けると、大歓声が起こった事をキッカケに、
「ジミ・ヘンドリックス」のギター粉砕は定番パフォーマンスに
成りました。

当時の音楽評論家達は「あれは音楽じゃない」「邪道だ」
と酷評し、ストラトキャスターの製作者フェンダーは「トレモロ
ユニットはビブラートをかけるものだ。ジミ・ヘンドリックス
みたいに使うものじゃない」と激怒していたようですが、
理論じゃなく、柔軟な感覚で聴く若者達は、熱狂しました。

ただ、「ジミ・ヘンドリックス」は存命中は、黒人達には
「白人相手に金儲けする黒人の恥」と嫌われていたようです。

「ジミ・ヘンドリックス」はハードロックの神ゆえ、話は
尽きませんが、今日はこれぐらいにしておきます。

◆ジミ・ヘンドリックスのオススメCD
ウッドストック

#8:カイ・ハンセン(Kai Michael Hansen)

2008年04月21日 | 魂のギタリスト聖典
今でこそ、メロディック・パワー・メタルやスピード・メタル
が大普及していますが、全ては「ハロウィン」から始まりまし
た。「ハロウィン」の存在無くして「ブラインド・ガーディアン」
「スター・ゲイト」「クローミング・ローズ」「アングラ」など
のバンドは生まれませんでした。

そのジャーマンメタル界きっての大出世頭「ハロウィン」の創設者
が「カイ・ハンセン」です。

「ハロウィン」は、明快でキャッチーな曲調ゆえ、日本では80年代
には「アニメ・メタル」と小馬鹿にされる事もあったようですが、
ボーカルに「マイケル・キスク」加入以後はシーンのトップに上り詰
めました。

名盤「守護神伝」の第一章、第二章のインパクトが強すぎて、僕は
「カイ・ハンセン」脱退後の「ハロウィン」は多少聴く程度で
あまり深くはのめり込めませんでした。

「カイ・ハンセン」が作り出すドラマチックで華麗な音楽は、
「カイ・ハンセン」が新たに結成した「ガンマ・レイ」へと引き継が
れて行きました。そして「ハロウィン」の最大のライバルと言われる程
「ガンマ・レイ」もビッグになり、2008年の2月には
「ハロウィン&ガンマ・レイ」という強烈タッグでの日本公演が
実現しました。

「カイ・ハンセン」は「ディープ・パープル」「ジューダス・プリースト」
「ブラック・サバス」「レッド・ツェッペリン」「クイーン」などに影響を
受けました。すなわち、ヨーロピアンサウンド、ブリティッシュロック
と郷土ドイツの古典音楽に影響を受けています。「カイ・ハンセン」は
雑誌インタビューで事あるごとにアメリカン・ハード・ロックからの影響が
皆無である事を力強く主張してきました。その力説は、誇り高きヨーロッパ
人はアメリカの真似なんかしないんだ・・・と言っているようにも思えます。
クラシックの名作曲家を数多く輩出したドイツ人の血筋は脈々と受け継がれ
ているのかもしれません。

◆ハロウィンのオススメCD
守護神伝

◆ガンマ・レイのオススメCD
ヘディング・フォー・トゥモロー